若者に昭和歌謡がウケているというニュース。私にとって昭和歌謡は新鮮なものでなく、懐メロであり青春の思い出。
ちょうどテレビを手放したばかりゆえ、かわりに昭和歌謡メドレーの動画を流している。ヒット曲をまとめた動画が目白押し。どれも歌えるほど耳に馴染んでいる・・・・・ん?
なんか違う。確かにあの曲だけど、少し速かったり。こっちは全体的に声が高いような。
多分、著作権の都合で原曲のままだと動画が削除されてしまうとか。それでデジタルな加工を施しているらしい。
お若い方々! あれはちょっと違うから!
本物はもっと個性的なんだと言いたくなる。リアルで聴いていた耳には違いが気になるし、機械的な感じがしてしまう。
本物と音色が違う。米米クラブの曲を聴いているのに、石井竜也のはずなのに、チェッカーズの藤井郁弥に聞こえたり。(元々似ていたことに今更気づいた)
レベッカのNOKKOの声は、まるでミクさんみたい。もっと刺すような強い発声だったはず。
動画を作る人によって加工の仕方が違うようで、色々な聞こえ方がある。
安心して見ていられるのは、昔の歌番組の本人歌唱映像。地デジ化前の荒い画像でもいい。画面の両端が切れていてもいい。当時見ていた映像そのままがうれしい!
歌を聞くだけでなく、本人の容姿や衣装やメイクや振り付け、見るものすべてが懐かしく、夫と話が弾む。背景や演出によってどの番組で歌っているかも、すぐわかる。
「これはヒットスタジオだね」「ザ・ベストテンだ」「8時だよ全員集合だあ」とか
「この日の聖子はちょっと風邪気味みたい」とか
「この曲のときの明菜はマッチと別れた後か?」とか
当時は生演奏も当たり前だったから、「これはダン池田の指揮だな」とか
ああしばらく浸っていたい。と思ったらおニャン子クラブの面々が・・・チャンネル変えたい。昔は歌が素人でも平気で歌手をやっていた。今の人はみんな歌うまいけど。