いつか愛せる

DVのその後のことなど

義両親の腕時計

 義実家を取り壊すための片付けの際、私の母に手伝ってもらった。そのとき母は義両親の腕時計(まとめて10本以上あった)を保管し、後日私に返してくれた。

しばらく放置していたが、私の腕時計の電池交換のついでに持って行ってプロに見てもらうことにした。

 こういう時に地元の古い時計屋さんは頼りになる。職人さんの高齢化で1件廃業してしまい、5~6年前から今の時計屋さんのお世話になっている。

「この中で壊れていなくて安物でないものがあれば電池交換したいのですが・・・」と相談。私は時計の価値がわからない。

            

 時計がわからな過ぎて、写真の右側の時計が逆さまになっている。

とにかく時計屋さんに判断をお任せする。古いものばかりで電池式もしくは手で巻くものなど現代では使い勝手がよくない。

 お洒落だった義父の時計は決して安物ではないが、売って財産になるほどのものでは無いらしい。景気が良かった時期にいくつも買ったのかな。壊れているものを除き、今回は写真の3つの電池交換をお願いした。

義母の婦人用の時計はベルトの金属が錆びているものが多く、ほとんど諦めた。1つだけまだ残しておく。その時計屋さんでは純正の電池を使うので、結構高価で手持ち資金が足りなくなりそうだった。でもかなり負けてくださった。

 

 せっかくの形見だけれど、夫は基本的には腕時計をつけない。どうしたものかな。せっかく電池交換したのに使ってくれそうな人をまだ思いつけない。今はスマホで時間がわかるから「付けない」っていう人、多いだろうな。

 こんな風に、まだ片付いていない義両親のものは残っている。難しいなあ、捨てずに生かしたいんだけどな。