いつか愛せる

DVのその後のことなど

病気の不安を回避

 本日は2週間前に行った夫の簡単手術の抜糸と、摘出した腫瘍の組織診断の結果を聞く。

実は夫は3年前、足の付け根にアテローム(粉瘤)が出来て同じ病院の日帰り手術で取り除いた。それはよくある良性の腫瘍で、今回かかとに出来たものが同じであれば心配ない。でも通常は痛みがないはずなのに「今回は少し痛い」おまけに複数出来た。

夫は人災には強いが病気に弱い。自分の腸を癌だと思い込むほど心配性。

病気の心配 ↓

https://manaasami.hatenablog.com/entry/2023/01/05/213143

 

 まずその場で手術できることになって一安心。でも「これも粉瘤ですか?」と聞いたら、超音波検査したのに「う~ん、粉瘤っぽいかなあ」と曖昧。わからないうちに取り除いて大丈夫なのかな。治れば何でも良いけれど。

翌週には病理診断の結果が出るだろうから、毎日祈りつつ待った。でも病院から「すぐ来てください」と連絡が無かったということは、悪性ではないはず!

 

 そう安心し始めたところで、今度は歯や歯茎が痛いと言い出した。途端に夫は不安定になるので、私もトラウマを刺激されてストレスが高まる。

そこで夫は私と話しながら自己分析を始めた。どこにも不具合が無い状態でないと不安定になるのは「自分の完璧主義のせい」だと。それはかつて夫がDVに走った怒りの原因と同じ。価値観を変えることで自分を変えてきたけれど、性質そのものを変えるのは難しい。

 私は思い出して伝えた。「以前、完璧を求めるのをやめて耳鳴りを克服したよね」

何年か前に夫は耳鳴りでかなり苦しんだ。一番ひどかった状態よりは改善したが、耳鳴りは直りにくいものらしい。だから、気にしないことで普通に生活できるようになった。低く聞こえていても聞くのをやめた。

「あの経験を活かせばいいんじゃない?」

誰でも人生に何の心配事も無いことなんてない。でも心配事に悪影響を受けないように生きることは出来る。いくつになっても、人は成長できる。そういう私は、自分の不具合より夫の不具合でメンタルをやられるところを直したい。

 

 そこまで考えてから一緒に病院に向かった。結果、もちろん良性で感謝した。でも「粉瘤ではないですね」とのこと。何なのかはわからない。血管が腫瘍の中を通っていたため痛みを感じたとのこと。

ホッとして、帰りにすごく久しぶりに2人で外食した。と言ってもガストでクーポン利用だけれど、それでもうれしい。ほとんど外出していなかった夫は、ガストで食事を運んでくれるネコ型ロボットを初めて見た。

             

 安心して帰宅したところで、私の頭は現実的な思考を始める。治療費に保険を利用しようとしたら、病院に払う手数料が8,800円(プラス切手代)もかかる。保険会社に請求しても数千円しかプラスにならない。ならば面倒な手続きをするストレスを回避する方がメリットがあるだろうか。

その分のエネルギーは、確定申告その他に向けるとするか。