いつか愛せる

DVのその後のことなど

鼻を治そうと思う

 鼻の手術をしようかと思い情報収集している。(ちなみに整形ではありませぬ。低くて上を向いてるけど、小さめで”く”の字型の鼻の形は変えません)

 私の鼻が悪くなったのは、子どものころ中耳炎になったのがきっかけだと母から聞いた。それから通算どのくらい耳鼻科に通ったか知れない。漢方薬を飲んでいた時期も長い。でも一向に良くならない。私の歯並びがげっ歯類っぽい形態なのは、口呼吸のせいだという説もある。

 二十歳を過ぎたころには花粉症が始まった。さらに四十歳近くなるとアレルギー喘息が始まった。もう呼吸器全滅か。

             

 実は10年くらい前、母から「私が元気なうちに手術して治しなさい、手伝うから」と言われ、日帰り手術で有名な日本橋の病院を訪ねた。でも検査すると「手術するほどひどくない」「手術して治る人は7割程度」「手術しても数年で再発する可能性がある」と言われる。せっかくやる気になって来たのに。

 それでも数ヶ月通い、自宅でも鼻うがいも頑張りながら投薬したら「かなり良くなりましたね」と言われて終わった・・・・・何のことはない。私は病院の選択を間違えた。日帰り手術とは、レーザー治療のことだった。私は半永久的に治る治療をしたかったのに。

 今後こそしっかり治す。たまたま夫は二十歳のころに鼻中隔湾曲症の手術の経験している。「鼻が通ると人生変わるぞ」だそうで。今は全身麻酔で昔より楽らしい。1週間程度の入院で、高額医療費支給制度を使えば自費は10万円程度。さらに自分の簡易保険も使えるかな。

 なぜ鼻に拘り出したかというと、全身に悪影響が出ている気がするから。くしゃみ鼻水鼻詰まりだけでは済まない。集中力低下もあれば睡眠不足から血圧も上がる。喘息も悪化させる

 手術でアレルギーまでは治らないけれど詰まらなくなるし、くしゃみと鼻水は止まるらしい。それは花粉のシーズンを楽にさせるし喘息を改善させるだろうし、睡眠の質が高まれば血圧も下がるはず。入院が1週間というのが気になるけれど。

 

 もう20年以上前だったかな。花粉症対応の薬でひどい目にあったことがある。当時の職場に医務室があり、花粉の飛び始めた日に駆け込んだ。「眠くなるかも知れないけど」と出された薬は、眠くなるなんて物じゃなかった・・・・・あれ、頭の働きを止めたよ?

起きていられるし動くことは出来た。でも頭が働かない。単純作業はできる。でも計算が出来ない。あれ?あれ?なんで考えられないの。計算作業の式も書けない。頭の中にものすごく濃い霧がかかって仕事にならない。

 当時ちょうど見たばかりだった舞台を思い出した。「アルジャーノンに花束を」の主役チャーリーの気分。切なく気分が重くなる話だった。

 理解出来たはずのことが理解出来なくなる恐怖って、こんな感じかな。もう2度とあの手の薬は飲みたくない。