いつか愛せる

DVのその後のことなど

本当は自宅にいることが幸せ

義父が自宅にいた最後の1ヶ月の始まり ↓ の続き。

https://manaasami.hatenablog.com/entry/2023/02/25/174028

 

<土曜日>

・AMは私が喘息でかかっている呼吸器内科へ。当時は混んでいて21人待ち。

・PMは義父のところへ行き、次回通院の準備と部屋の片付けを少し。

・ケアマネの勧めで、義母が戻るまで(結局戻れなかったが)お弁当をとるのをやめる。

・病院の請求書が届いたので振り込み。

義父に「明日お母さんに会いますけど伝えたいことは?」と聞くと「早く帰ってこい

 

<日曜日>

・買物後、義母の入院先へ行き、義父が入れる施設を探すことに了承をもらう。

・リハビリのためまた実家の見取り図を描き、シャンプーや石鹸など不足分を買出し。

・義母の洗濯物を預かり義実家へ戻るとケアマネが居て、何と義父が復活してきたという。

 ベッドに座ってお弁当を半分くらいは食べられた。

・お弁当の請求書が来たので払うため持ち帰る。

・帰宅して老人ホームを検索するが、手続きのややこしさと疲れでウンザリする。

 

<月曜日 ~ 金曜日>

・お弁当代の支払いと、義母のコルセット代返金の手続きが面倒でどっと疲れる。

・夫が久しく食欲がなくて不安。

・ケアマネから電話あり、義父の介護保険が大幅にカウントオーバー介護保険6万+実費(2割負担)で1ヶ月に10万。訪問看護分を医療保険から出せないか聞く。

漢方薬局の予約日に行くが、夫の薬が多くて予算オーバー。

 

<土曜日>

・義実家へ寄り、翌週の通院用のお金等をセットする。宅配ヨーグルトの支払い。

・窓が開いているのにエアコンも点いている。義父のベッドに置いてあるのは2つとも照明のリモコン。エアコンのリモコンは?

・義母の着替えと保険証のコピーをもって病院へ行く。

・義母に義父が入れる施設について相談し、夫に電話して義母と話してもらう。

・義実家に戻ると義父が珍しく起きてベッドに座っていたので、夫に電話し話してもらう。

・植木に水やり、ノンちゃんの遺影にもお水。

 

 義母に呼応したかのように、義父が少しだけ元気になっていた。私は老人ホーム選択の参考にしたくて義父に質問した。「病院のどんなところが嫌いでしたか?」

すると「退屈だ」とのこと。こうして家にいられることが幸せだと言う。「でも、お母ちゃんが居ないとしょうがないけど」と。

 つまり、どこかで完全看護されて長く生きるより、短くなってもいいから義母と一緒に家で最後を迎えることを望んでいるのでは? でもそれを実現するのは何と難しいことか。

この時、すでに義父が自宅にいられた最後の10日間に入っていた。もちろん誰もその運命は知らなかった。