いつか愛せる

DVのその後のことなど

義実家があった場所の桜

 今週のお題に参加。今日はぎりぎり桜の見ごろに間に合ったお花見日和。久しぶりに夫の実家があった場所でお花見した。夫と一緒に外出したのはほぼ3ヶ月ぶり。今年の1月にアテロームっぽいものを切除するため病院へ行って以来。

 

 少し風もあって桜吹雪がみごとだった。でも私の古いガラケーで撮っても、舞う花びらはよく見えない。一連の風が通り過ぎると、足を組んだ膝の上に花びらが溜まるほどだった。

水筒にホット珈琲を入れて持参し飲んだ。夫が手にしたカップにはらりと桜がおちる。

「あ、いいねいいね。これ、スタバのさくらフラペチーノよりもっと桜だよ」

「うん、桜フレーバーの香りが・・・・・しね~よ」

 

 この川沿いの道は毎日誰かしら犬の散歩をしている。桜についてはこんな恵まれた場所に住んでいたのに、晩年の義両親はこの桜を楽しむことなく、もったいないなあと思っていた。

義両親と桜にまつわる思い出 ↓

https://manaasami.hatenablog.com/entry/2023/01/06/232728

 

 川をはさんで元実家の位置の真前のベンチに座った。3枚目の写真で桜の向こうにチラ見えしているのが、元義実家のあった場所。新しい家が建っているので、まったく別の場所のように見える。

 

 元義実家のお隣の家には、ウッドデッキが増築されていた。あそこに出て家族団らん出来るようになったんだ。良かったなあ。

義両親が住んでいたころ、義父の粗相の件でお隣からクレームをいただいた。義実家の庭から臭ったら、お隣さんは庭に出ることも出来なかったろう。新築で引っ越してまもなくその状況では、お気の毒としか言いようがない。こちらも色々工夫したけれど、どうにも出来なかった。もしかしたら、ウッドデッキは元から計画していたのを臭いで諦めていたのかも知れない。

 

 しばらくすると、ゆっくり走ってきた車が私たちの近くに止まった。車からお花見するのかなと目をやると、家族らしき人に手をひかれて杖をついたお爺さんが降りてきた。

「ベンチゆずってあげようよ」

私たちは引き上げた。ゆっくり座って桜を堪能してもらいたい。きっと残り少ないお花見だろうから。

 買物して帰宅後も、不思議と花粉症の症状が軽い。というよりほとんど出ない。昨夜、夫が見つけてくれた特別なオリゴ糖を接種したおかげだろうか。