いつか愛せる

DVのその後のことなど

やっと義母の印鑑証明取得

 義実家売却のため義母名義の印鑑証明を取ろうとして役所に断られた、その後のお話。2018年7月のことで、この話の続き↓

 仕事を休みたくないので、また土曜日に分局へ行く。その日は朝から頭痛で多分クーラー病だけれど、時間がないので休んでいられず。

 自動受付の後、窓口に座って書類を出すと「少々お待ちください」と窓口の女性が席を外す。ちょっと遅いなと思うくらい待つと、先週対応をした男性があらわれた。この人は前回は私を突っぱねたが、多分気にかけてくれていた。

丁寧に頭をさげられ「お母様にサインをいただいてくださったのですか」と言われる。この委任状なら疑われるはずもない。何と答えようか迷ったが、頭痛や疲れで面倒になり「はい」とだけ言った。

 それにしても。やはりマークされていたかと思った。顔を見て私に気付くほど暇なはずがない。あの男性職員が呼ばれたということは、おそらく受付のオペレーションをした際にアラートを出す仕組みにしていたはず。(ちなみに銀行もそういうことをやる)

もしかしてあの職員さんは心配してくれたのかも知れないけれど、その時の私は「不正を疑われている」としか思えない。取り敢えず申請は済み、自分の番号を呼ばれるのを待つ。

        

 ちょうどそこに、お世話になっている司法書士さんから電話がかかってきた。

翌日曜日には司法書士と不動産屋が義母の病院に来て、売却の意思確認をする予定だった。しかも実はまだ義母の了承をもらえていず、当日先に行って夫が義母を説得する必要がある。ひどく綱渡りな計画。

 なのにその週は夫の体調がとてつもなく悪い。私は「今、役所にいて印鑑証明を待っている」こと、「夫の具合が悪くて明日はいけない」ことを話した。前日のキャンセルになり申し訳なかったが、義母の説得は夫でなくては私は代わりになれない。もしその間に義母が亡くなったり、説得に応じてくれなかったら・・・ということは考えたくもなかった。

 

 電話を終えてもまだ呼ばれず。まさかまた拒否される? 私はずっと前に夫の叔父の印鑑証明をとりに行って警察に連行されたことを思い出す。↓これもトラウマかな。

 不安になって夫に電話した。随分待たされるし嫌な感じがする・・・・・と話している間に、私の番号が呼ばれた。はああぁぁぁ~~~~~😂

無事に義母の印鑑証明を受け取れた。

 急いで買い物して帰宅し、ぐったりしてまず寝込んだ。そして昼寝から覚めると、私は役所宛に手紙を書いた。疑われたままでいるのが嫌だったから。

夫には「よっぽど悔しかったんだな」と言われた。その通り。でも本当に不正を疑われたのか、今となってはわからない。

そもそも役所側では不正かどうかはあまり意味がないのかも知れない。書類の形式が整っているかどうかが重要。

 介護に携わってつくづく知った。世の中は何でも真面目にやるのが正しいとは限らない。スムーズにことを進める知恵があるんだなあ。いい歳して気付くのが遅かったけれど。