いつか愛せる

DVのその後のことなど

夫が鼻の手術をした時の話

 入院中のための予約投稿2件目。

夫も子どものころブタクサのアレルギーがあったらしい。無謀なやり方で見事に自己治癒させた話はこちら↓

 

 彼はアレルギーは克服したけれど、20歳くらいのときに「鼻中隔湾曲症」の手術をしている。鼻の中心にある骨は、多くの人が少し曲がっているものらしい。ところが夫はボクシングを習ったため、物理的刺激でさらに曲がったと思われる。おかげで片鼻が完全に詰まったまま。耳鼻科へ行ったら「これは手術しかない」と言われた。

 もう40年近く前で、当時の手術は局部麻酔だった。鼻の内部の腫れた部分を切り取り、骨を削って真っすぐにする間、ずっと意識がある。

喉に落ちてくる血液を飲み込み続ける、それはそれは大変な手術らしく、一度に片鼻しかやれない。片鼻が終わって1週間後にもう片方をやる前に「もう嫌だ、退院する」という人も多いとか。夫も逃げ出そうとするところを、同病で同年代の仲間に説得されたらしい。

 終わった後は鼻に綿球(綿を小さく丸くしたもの)を詰められている。数日は鼻呼吸がいっさい出来ず、口呼吸のみ。もちろん切った部分の痛みもあるし、人によっては頭痛や発熱などの症状も出る。

鼻に詰めた血だらけの綿球を、外して取り換える際の痛みがまた格別らしい。😭カサブタを剥がすようなものだからそりゃ痛いはず。

 当時の局所麻酔の手術はずい分辛かったそうだけど、術後の回復は早い。彼が若かったせいもあるのか。とにかく綿球を外した後は、あまりに呼吸がスムーズすぎて過呼吸になりかけたとか。そのくらい効果があった。以降、再発等もない。

 だから夫は、特に最近ひどい状態になっていた私に、手術を勧めてきた。鼻の不具合は、間違いなく喘息にも影響しているはず。だから自分が手術したのと同じ病院でお前も手術しろと。

 夫の手術をした医師はとっくに引退しているだろうけれど、幸い近所のその病院の耳鼻科は今も評判がいい。私が紹介状を持って訪ねた際も、手術を予約出来たのは3か月も先だった。この6月に、☺️やっとその日が来た。