気になるニュースを見て、不快なこと😠をいくつも思い出しました。この手の話題が苦手な方は、読むかどうか慎重にご判断くださいね。
11年で6人出産「多産DV」性行為を拒否できず避妊・中絶NG…夫に洗脳された妻「被害者という意識なかった」専門医「性的DVで性暴力」
◆ラベリングの功罪 「性的DV」は20年以上前からありましたが、「多産DV」という言葉は昔はありませんでした。状態に名前がつくと、自覚のない当事者の自覚を促せるメリットはあります。ただ、私は命名には複雑な気持ちです。何かのカテゴリに入れられると、人間扱いされにくくなるからです。(何度も書きましたがは私はDVの「被害者」「加害者」と呼ばれるのを嫌います。それは立場であって☹️人格じゃないよ)。
この人は多産DVだとラベリングすると、その人自身を見なくなり勝ち。もっと嫌な言い方をすると。一個人であることを無視され、ネタにされやすくなります。

(いちじくの花言葉は「子宝に恵まれる」「実りある恋」「裕福」など)
◆ひどい誤解 記事には多産を「のろけだと受けとめられる」と書かれていました。やりきれなさは想像できます。昔、夫から逃げたくて警察に相談に行った女性の体験を、掲示板で読みました(まだSNSは存在しないころ)。
3人の子どもを連れて警察に行ったら「お子さん3人もいるんだから夫婦仲いいんでしょ」とあしらわれたとか。当時の私は読んだだけで💢グワっと怒りがこみ上げました。「レイプであっても妊娠することはあるってわからんのか!!」。その後DV法も制定されたし、警察の対応もマシになったと思います。今はそんなこと言うと警察官が訴えられかねませんので。
◆妊娠させたがる訳 ニュースに書かれているのと同じです。私は昔、多産DVの加害側に該当する男性のブログを読みました。私自身がDV関連サイトを持っていたので情報が入りやすかったのです。若い男性が新婚の妻とのラブラブな日々を綴っていました。でも彼は別途、前妻とのことも記録していました。DVで離婚し養育費を踏み倒していました。それを現妻は知らないのか、私はハラハラしていました。やがて現妻が妊娠し「妊娠させるのが目的だったからブログはもう終わり」と書かれ、それきりになりました。彼は、子どもが出来れば彼女は逃げられないと考えていたので、もう彼女に優しくする期間は終わったのかも。私は吐き気がしそうでした。
◆同意書のこと この件も初耳でした→「DVが明らかな場合には、同意がなくても中絶できると、2年ほど前から運用が変わった」とか。難しい問題ですね。命にかかわることだし、中絶しても当事者の心身の負担は大きいと思います。
ところで、このとき同意者の本人確認はするのでしょうか? 他人が代筆できるなら無意味ではないのかな。私は義両親の晩年に、何度も同意書や委任状が必要だった時のことを思い出します。もう寝たきりで署名もできない状況なのに、医療費等を払うために提出が必要でした。その時のお話はこちら。↓
結局、病院や関係者のリスク回避のために形さえ整っていればいいのだ😓とあの時に学びました。