いつか愛せる

DVのその後のことなど

クリスマスプレゼントを贈った思い出

 教会に通っていたころ、「オペレーション·クリスマス·チャイルド」に参加した。

靴箱いっぱいにプレゼントを詰めて海外の途上国などの子どもたちに贈るため、シューボックスと呼ばれていた。靴箱は大きさや丈夫さがプレゼント入れにちょうどいい。

 

「オペレーション·クリスマス·チャイルド」(OCC)

https://www.christiantoday.co.jp/articles/24287/20170816/samaritans-purse-occ-shoe-box.htm

 

 当時、私は母を教会の行事に引っ張り込みたい思いもあり、誘って一緒にシューボックス3箱を作った。まず古い靴箱に千代紙を貼って飾ってみた。

どこの誰に渡るかわからないけれど、年齢と性別は大まかに指定できる。私は小学校低学年くらいの女の子を想定して用意した。

 洋裁の得意な母は白地に細かいドット柄の生地で、つりスカートとお揃いの手提げ袋を作った。他には、日本製は優れていると評判の筆記具や可愛い便箋など。

 私はあえて日本語の文字やキャラクター入りのマグカップや、小さな縫いぐるみや100均で買ったクリスマスリースやペンケースと筆記具一式。

昔、ビーズ手芸に凝っていたのを思い出して、ビーズとテグスで指輪やブレスレットを編んだ。マグカップの中にひっそりとキラキラする指輪を入れる。人によっては英語で手紙を書いて入れたりするらしい。

           

 準備しているうちに、すごく楽しくなってきた。受け取ってくれた子たちが喜ぶ姿を想像すると、ワクワクが止まらない。こちらはほとんどお金もかかっていないけれど、彼らにとっては見たこともない物のはず。

 こういう感覚って・・・創造主である神が、美しい花や空や海や不思議な生態の動物を造った時と、似ているのかも知れない。人間がそれを見てどう驚き喜ぶか? 期待しながら創造したのではないか。プレゼントとは、そういうものだと思う。

 

 ただ、私たちが用意したプレゼントの価値は、マッチングに大きく左右されるなあ。

母が作ったスカートは、サイズが合わないと役に立たない。私が作った指輪やブレスレットは、キラキラした物を好まないボーイッシュな子には喜ばれない。

 まあそんな時は、兄弟や友達と物々交換してくれたと考えよう。それぞれのプレゼントが、一番喜ばれる子のところに運ばれますように!

 

 何年もこういうことを忘れていたなあ。余裕のない季節を長く過ごしたからか。今年はおだやかで楽しいクリスマスにしよう♪