いつか愛せる

DVのその後のことなど

ビフォーアフター②

 そういえばブログを始めたことは、今年の大きな変化だった。

始めた理由は、20年前に出した本「いつか愛せる-ドメスティックバイオレンス·共依存からの回復」の続きを書きたいから。

                 

 以前の出版社は廃業してしまい、素人には頼るツテも無い。多くの人に読んでいただくにはWebに頼るのが一番。運が良ければ編集者さんの目にとまるかも? という野望はかなり無謀。

 20年前に存在したDV関連の本は、多くがDV啓蒙の内容。つまりDVとは何かの説明。あるいは逃げ方や離婚の仕方。心理系の専門家が参考になることを書いてはいても、専門家は当事者の人生のほんの一部しか知らない。

 個人的にどうすれば回復出来るのか、どんな状態になったら回復したと言えるのか。別れずに済んだ事例は無いのか。そういう本はいくら探しても無かった。だから20年前に、たどたどしいながらも自分が書いた。

 でも当時はまだまだ回復の途中だった。やっと今、その続きを書きたい。支援者の解釈を通さない本人の言葉を、過去の私なら何が何でも読みたかったはず。

 

 だから最初に書く予定だったのは、カテゴリーのうち「ドメスティックバイオレンスからの回復」だけ。

でもその記事だけでは、ほとんど読まれないとわかった。まずは読まれないと話にならないので、雑談や介護についても書き始めた。

すると読者登録してくださる方が増え始めた。しかも、私自身が書くことを楽しみ始めた。

 夫の両親と過ごした日々を振り返って気付くことも多い。もう過去のDVも介護も含めて自分の人生だなと感じている。

ベルばらの感想を書くのも楽しいし、他者のブログを読むのも楽しい。

 

 作家は目指していないけれど、書くからにはもっと文章力つけたいなあ。

よそ様のブログを読んで、楽しい文章だなとか素敵な文章だなとかこれはわかりやすいなとか、羨ましくて小さくため息ついたりする。

そういう意味でも、書く勉強になっているブログ生活の今。