いつか愛せる

DVのその後のことなど

自分の頭の中の地図がほしい

 昨日は、はてなのお題に応募するための記事を書き始めた。過去の記事をアレンジして追記するだけなのに、止まらないし終わらない。いつもの記事を書く余力は無くて更新断念。

 やはり私は書くことは好きらしい。でも好きと才能は一致しない。まず私は書くのに時間がかかり過ぎる。

1000文字前後の記事ひとつで2時間以上かかり、日々の自由時間の大半を費やす。DV関連の記事は更に時間をかけるし、応募用に書いているものは長いので何日かかるかわからない。私の頭の中は、なぜこうもまとまり難いのか?

 

思い当たることはある。

·私は小学生のころ、算数は大得意なのに展開図が苦手だった。

·車を運転するとき、知らない道を2回以上曲がると自分の進行方向がわからなくなった。

·地図は自分の体を北に向けないと読めない。

つまり、二方向(二次元)や三方向(三次元)を意識すると混乱してしまう。

(かわりに一次元は得意。昔そろばんや暗算を習っていたころ、一桁の読み上げ算はいくら早くても正解できた)

 

 人間の頭の中は二次元や三次元なんていう世界よりもっと複雑。よくわからないけど四次元とか、それ以上···だよね? 『思考の海でおぼれる』という表現があるけれど、人間の頭の中は海では足りないと思う。完全に宇宙。

             

 文章を書くときは、頭の宇宙に無限に浮遊している思いや、事実の記憶や、それらの解釈をかき集めて、繋いだり切り離したりして、二次元の文字にまとめる。複雑な立体を展開したり戻したりするのと似ている。

 だから時間がかかり、私は自分の頭の中で迷子になる。方向音痴だし。何かの引き金でどこかにワープしすぐには戻れない。

 私はいつも、書いている文章を途中で何度も読み返す。書いては直し、読みながら続きを考える。自分の頭の中だけでは組み立てられない。組み立てられないのは展開する能力が足りないのと同じではないか。やむなく一度アウトプットしたものを見ながら再構築する。

でも書き終わった部分を読みながら「へえ、そうなんだ」と何か発見した気分になる。自分で書いているのに。それはちょっと楽しい。

 きっと書き終えたところまでが、自分の思考の道すじ。頼りないその地図を何度も見直すのは、道筋が薄くてまたわからなくなりそうだから。そのくらい思考が散漫。

 

 文章まとめるのが上手な人の組み立て方を、誰か分析して教えてほしい。あと、ブログで見かける笑っちゃうくらい面白い文章を書く人や、お洒落でカッコいい文章を書く人。そういう人たちの頭の仕組みがわかればいいのに。