いつか愛せる

DVのその後のことなど

読書・漫画

犯罪ではなくある家族の物語を発掘した記者のお話

6月に公開予定の実話を元にした映画に関する記事です。記事のタイトル「悪を断罪し続けた記者が救われた・・・」というフレーズにひかれてクリックしました。そしてジャーナリストである著者が「こんな物語を発掘するために自分は生きているのかもしれない」…

好きな作家と読んだ小説を聞かれる

あるところで私の好きな「作家」と「一番最近読んだ小説」を聞かれました。困りました 小説はずい分久しく読んでいません。子どものころは読書好きでしたが、パッと思いつくほど好きな作家も作品もありません。 ◆子どものころ 中学生になったころ実家の近所…

漫画「お別れホスピタル」を少し読んで

ネットで途中までは無料で読める漫画で、ターミナル(終末期病棟)のお話を見つけました。実写ドラマ化もされているようです。「漫画 お別れホスピタル」で検索すれば見つかります。 これは義母が最後の3ヶ月ちょっとを過ごしたような場所だなと思いました…

イラストで思い出した「宇宙皇子」

イラストレーター「いのまたむつみ」さんの訃報で思い出しました。いのまたさんは小説宇宙皇子(うつのみこ)の表紙や扉絵を描いた人です。その後の活躍は残念ながら私は見ていないのですが、アニメのキャラデザインなどされていたようですね。 ◆いのまたさ…

「歪な愛の倫理」の感想その②

読書感想の続きです。その①はこちらです。↓ 文体自体も変えてしまっていますね。一貫性がなくてすみません。 ◆これまでの専門書との違い 「歪な愛の倫理」は「絶対に離れる方がいいのに暴力関係から離れない人」たちについて、第三者に理解と対応を考えさせ…

ベルサイユのばら友の彼女

◆劇場版アニメはどうした 2022年9月に「ベルサイユのばら」劇場版アニメ制作決定が発表されましたが、以降音沙汰無しです。また頓挫したのでしょうか?(2006年にもYOSHIKIの音楽担当で制作と発表されたそうです) 池田理代子オフィシャルサイトにも情報があ…

「本を出したい人の教科書」より

本日、図書館に返却しなくてはいけない本の内容を、一部書いておきます。ブロガーの中には書籍化したいと考える方もあると思います。本を作るとは自分と向き合うことだと書いてあり、なおさら興味が湧きました。 本を出したい人の教科書 ベストセラーの秘密…

「歪な愛の倫理」の感想 その①

「歪な愛の倫理」を読み返して感想を少しずつ書こうと思う。私は一読では咀嚼しきれない。だってこれ、哲学の範疇だよね。でもかなり心惹かれている♡ 歪な愛の倫理 ――〈第三者〉は暴力関係にどう応じるべきか (筑摩選書) 作者:小西真理子 筑摩書房 Amazon 自…

「歪な愛の倫理」を読んだ

図書館にリクエストしていた残りの本が入ったので読む。著者の前作「共依存の倫理」よりは、素人の私にも読みやすかった。 歪な愛の倫理 ――〈第三者〉は暴力関係にどう応じるべきか (筑摩選書) 作者:小西真理子 筑摩書房 Amazon サブタイトルの<第三者>は…

再び読んだ感想

今借りている本を次の土曜日には返却しなければならないので、もう一度読んだ。今度はやや感情をオープンにするかわりに、どっぷり読まないよう斜め読み。(すみません、そんな読み方ばかりで・・・) もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて 作者:矢…

ベルサイユのばら_エピソード編感想⑤

ベルサイユのばらの感想を登場人物順に書いて「次はアンドレにしよう!」と思った。11巻のエピソード1がアンドレの子ども時代を描く回。 でもこの回の主役はアンドレというよりは、幼馴染みの貧しい女の子で、後にオルレアン公爵の寵姫となるクリスティーヌ…

昭和元禄落語心中

ちょっと前に見てすごくおもしろかったアニメ「昭和元禄落語心中」長いお話でどこから書こう。あの情緒は完全に大人向け。あらすじはWikipediaにあるのでどうぞ。 https://ja.wikipedia.org/wiki/昭和元禄落語心中#cite_ref-18 <声優> とにかく全員の演技…

素人が「暴力と性暴力の違い」を考えた

古い記事に複数のアクセスがあると「何に興味を持ってくださったか」気になって読み返したりする。そんな記事のひとつがこれ↓ 初めてブログのリンク機能を利用して、よそ様のブログについて言及したもの。(恐らく研究者の方が書いた書評に突っかかってしま…

続3「赦しに興味はないですか?」ゆるす目的

私がDV経験の後に夫をゆるしたいと願ったのは、高尚な思いではなく自分のために他ならない。ただ当時は教会に通っていたから、ゆるすのが「常識」のような思い込みもあったかな。 とにかく私は楽になりたかった。それに加えて、人を憎んだり恨んでいる人間…

あしたのジョー視聴の続き

連載開始55周年記念の無料配信を見続けている。ジョーがプロボクサーになって力石に向かうところ。やはり力石のテーマ曲もいい。52話までだから対力石戦で終わる。続きも観たくなってしまう。 手抜きはあるけど当時としては絵が丁寧な気がする。風景や表情に…

「あしたのジョー」を観ている

「あしたのジョー」のマンガ連載開始55周年だそうで、52話のアニメが無料配信されているのを夫が見つけた。おかげでブログを書く時間が削られている。 https://news.yahoo.co.jp/articles/1a6ce63992dd372560fb71de0b00503f3da24cf3 毎日3話以上は見ない…

支援とか回復とか

たまにはこのブログの本来の目的のネタを書こう。私はDVからの回復を書きたくてブログを始めた。 小松原織香さんの著書「当事者は嘘をつく」を再び手に取る。どうしてこんなに共感できる箇所が多いのだろう。私と小松原さんの経験はそれほど似ているわけでは…

テレビが無くても困らない

先月、テレビを手放した。別にミニマリストではなく、見たくないニュースが多すぎるから。それに、だらだら見てしまうことで時間がもったいないから。 途中まで見ていたドラマは続きが気になるけれど、ストーリーはネットで読めるし、今のところ困ることはな…

加害者(←この言い方は嫌いだけど)との対話を求めること

小松原織香さんの著書「当事者は嘘をつく」の中に、「なぜ、被害者が加害者に会おうとするのか」という表記が出てくる。私も考えてみた。 (※小松原さんは19歳の時に性暴力の被害を経験された修復的司法の研究者) 私がご本人あてに送った感想はこちら↓ http…

ベルサイユのばら_エピソード編感想④

感想の4回目はマリーアントワネットとブレゲの時計について。私は舶来時計に関心がないので名前も知らなかったが、調べてみた。 天才時計技師のブレゲは実在し、同時代を生きたマリーアントワネットが革命前から彼の時計を愛用していたのも史実。 そしてマ…

ベルサイユのばら_エピソード編感想③

感想の三番目はジャルジェ夫妻。オスカルの両親で意外なことに実在する人物。 本編では所々に出る準レギュラー扱いだが、子どものころの私は美しくないおじさんおばさんは興味の対象外だった。 12巻にオスカルの両親の若き日の馴れ初めが描かれている。本編…

絵のこだわり

今週のお題「わたしは○○ナー」 また今週のお題に乗るとは、はてなに馴染んできた。「わたしは○○ナー」と考えても結婚してから無趣味だし。ベルサイユのばらマニアはどう名乗ればいいのか。 「わたしはベルばらー」、華麗さや洗練の欠片もなくて池田理代子先…

「当事者は嘘をつく」の書評への感想

先日感想をUPした書籍「当事者は嘘をつく」の書評を見つけた。 当事者は嘘をつく 作者:小松原織香 筑摩書房 Amazon 書き手のid:sakiya1989さんは研究者なのか、私には難しい文章だが興味があるので頑張って読んだ。「当事者は嘘をつく」を取り扱いが非常に難…

ベルサイユのばら_エピソード編感想②

感想①ではジェローデルを選んだが、②はフェルゼンにしよう。フェルゼンは実在の人物なので、解釈は別としても行動は事実だと思われる。 私は子どものころ、オスカルが死んだ後のことに興味を持てなかった。だからフェルゼンやジャルジェ将軍(←オスカルの父…

当事者は嘘をつく_感想

当事者は嘘をつく 作者:小松原織香 筑摩書房 Amazon 著者の小松原織香さんと私の出会いは20年近く前、私のホームページの掲示板を小松原さんが訪ねてくださったこと。当時の彼女は苦しさ直中の学生さんだった。 その数年後、今度は私が小松原さんを発見した…

ベルサイユのばら_エピソード編感想①

13~14巻を買ったついでに、11~12巻を読み返した。一度に感想を書けそうにないので、人物別に書いてみよう。まずはジェローデル。 私は子どものころはジェローデルが嫌いだった。なにしろアンドレを侮辱したし、オスカルに求婚して二人の中を引き裂きかけた…

ベルばら届いた

12巻で終わりかと思い込んでいたベルばらの13巻と14巻が届いた。うれしい! 間違えてキンドル版まで頼んじゃったけど嬉しい!! 今日は読む。何度も読む。 連載終了から40年もたって続きを読めるとは夢にも思わず。 オタやってて良かった。(オタでなくても…

世界を操る闇の支配者2.0 米露中の覇権バトルと黒幕の正体

夫が買った本なので、興味はないけど読んでみた。著者はジャーナリストのベンジャミン・フルフォード氏と、人気ユーチューバー「ウマヅラビデオ」の3人組。ほぼ半分ずつの共著で最後には対談もある。 世界を操る 闇の支配者2.0 米露中の覇権バトルと黒幕の…