いつか愛せる

DVのその後のことなど

「名も無き家事」も「名も無き事務作業」も仕事です

 ある時期「名も無き家事」ということばが生まれ、家事をしない人の目には見えない家事が山のようにあることが広く知られました。空になったシャンプーを詰め替えるとか、ゴミ袋の口をきれいに閉じて新しい袋をセットする(多くのお父さんはゴミ袋を捨てるところしか知らない)など、ひとつひとつは些細だけれど、生活を快適にするために無限にある作業。しかもちょっとしたスキルと気遣いが必要です。(名も無き家事を知らずに家事に文句をつける方は今すぐ反省しないと😰家庭の危機を招きますよ~)

             

◆名も無き作業 そういうものは職場にもありますよね。新人社員が受け持つことが多かったし、家事と同様に長年女性の仕事だと思われがちだったこと。私も色々やりました。コピー(複合機)ひとつ見ても、紙の補充や紙詰まりの排除やトナーの交換など。近年紙を使うコピーは減りましたが、急いでいるとき咄嗟に複合機が使えないと「😡放置したの誰!?」と詰め寄りたくなります。オジサンたちはやる気がないので、紙詰まりの取り方も予備の紙のありかも知りませんでした。

(評価されない作業を無言の圧力で押し付け「女は仕事ができない」と言われたりしたつい最近までの日本。そこにはお茶くみなども含まれ、男性より時間を削られながらも仕事で評価を勝ち得た先輩方には敬意を表します)

◆名も無い作業が仕事になった それがですね😄今の私の職場ではこれらの作業がほとんど必要ありません。なぜなら、障がい者枠で入社した若者たちがしっかりやってくれるから。定期的にチェックに来てくれるのです。コピー用紙の予備もあり、シュレッダーのゴミ袋の交換もしてくれます。使用済トナーはまとめて回収してくれるし、時々キャビネのほこりも拭いてくれるし、アルコール除菌シートも配ってくれます。各フロアにある共有筆記具のアルコール消毒もしてくれています。指導役の細やかな配慮や指導と、若者たちの真面目な努力のたまもので、快適です。

◆快適さにはすぐ慣れる 複合機もシュレッダーも常に使用可能な状態。備品は清潔だし必要なものが揃っている。郵便物や社内メール便の配達も時間通り(たまには失敗もあるけれど)。快適さに慣れると忘れてしまいますが、この環境はありがたいです。

ひとつひとつが小さいからと「気付いた人がやる」ことにしていると、大勢の「気付いてもやらない人」を生み出すのですよね。みんな(例外はあるけれど)忙しいから。それはいつもやることに疲れて犠牲者のようになり「不満をためる人」を生みかねず、社内の雰囲気を悪くするかも。

◆ゴミ袋が無い 今日、私は古い書類をシュレッダーにかけていました。あっという間に満タンになり「ゴミ袋を取り換えなくては」と思ったら・・・😳どこにあるのかわからない! ゴミの出し方はまだわかっていてセーフでしたが。

 常にやってもらっていると、こういう時に困りますね。私もまるでかつての「細かいことは何も知らないおじさん」状態です。会社全体がおじさん化していそう。(細かい配慮ができるイケてるおじさん方には😞ごめんなさいませ)。インフラを整えてくださる人に感謝しよう、というお話しでした。