いつか愛せる

DVのその後のことなど

使うか使われるかChatGPT

 ご心配くださった皆様、ありがとうございます。希望が見えてきましたし不安はあっても私はつぶれません。(と宣言することは有効だと思います!)時間も少しとれたので、今日はいつもの自分らしい記事を書きます。

 下記はたまたまネットで見つけた文章です。iPhoneにChatGPTが搭載されるとか。私はワクワク感より少しため息が大きいです。色々な妄想が湧きました。

ChatGPTに「iPhoneにChatGPTが搭載されることによる消費者行動の変化について200文字でまとめてください」と質問したところ、「iPhoneにChatGPTが搭載されることで、ユーザーはよりパーソナライズされた体験を享受でき、情報収集が効率化されます。これにより、音声アシスタントを利用した日常のサポートが強化され、企業のマーケティング戦略も精度が向上します。消費者はより迅速かつ直感的に必要な情報にアクセスでき、買い物やサービス利用の動線が変わることが期待されます」という回答が返ってきました。

どのようにサービスに組み込むのか全貌は見えていませんが、メールの返信文のパターン提示などが紹介されたそうです。

           

(セージの花言葉は「知恵」「尊敬」「家族愛」など)

◆便利になる 考える時間を節約できますね。質問に素早くこたえてくれるあたりは「魔法のランプの精」のイメージです。ただジーニーと違って、言うことにデマや誤情報も含まれることがわかっています。また「メールの返信文のパターン」と聞いて、古~いwordに搭載されていた「直子の代筆」という文例集に若干お世話になったのを思い出しました。(懐かしむものがソフトだなんて、私も現代を生きてきたなあと実感)

ChatGPTとの違いは、フレキシブルに更新されるかされないかでしょうか。ただし直子の代筆の場合、世に出る前に人間の手によって文法的にも儀礼としても間違いないかチェックされているはずです。ChatGPTはリリースされたら最初から野放しですよね?

◆誘導されるリスク ターミネーターなど様々な映画に描かれてきた未来が、私が生きているうちに来てしまったようです。AIが意志を持つとは思いません。だから情報発信する人間に利用され、超有能な兵士のように勝手に動いて増幅します。ChatGPTが多く使われるということは、民意を誘導する意図で情報を大量に流せば、それだけでかなり実行出来そうです。例えデマを排除する何らかの努力があっても、技術と質量をもって対抗されれば到底かないません。お金さえあれば技術も質量も買えます。残念ながら情報操作は〇国etc.のみならず、日本でもとっくに始まっていますよね。

◆自分で考える 新型コロナが事故だったのか悪意の生物兵器なのかはわかりませんが、世の中をかき回し続けています。悪意の情報ならリアルなウイルス以上にたやすく拡散されるし、自然には消えません。自分で考えることをサボっていると、意思を持つはずの人間もあっという間に流され取り込まれます。(ええ、若いころの私のようなノンポリさん😓は要注意です)。メディアや有識者のことばをうのみにしないで、知識がなければ調べること。とにかく自分で考えること。ChatGPT=ほぼ正解だと考える子どもが増える世界は怖いです。

◆文章を組み立てる能力 あまりに簡単にそつの無い文章を作ってくれるため、自分で文章を組み立てる機会が激減しそうです。あいさつ文どころか読書感想文の宿題にも論文にも使えますよね。

私は子どものころ展開図が苦手で、同じ感覚で脳内の情報を文章に組み立てるのにひどく時間を要します。それでも書くために頑張ることで、脳を活性化していると思います。もしやめたらきっとボケが早まる気がするし、ChatGPTを多用したら自分では文章を構築できなくなりそうです。

◆能力を劣化させないために ChatGPTを使いながらも脳みそを鍛えるにはどうすればいいでしょうね。子どものうちから作文や詩や俳句や読書感想文をたくさん書かせるのはどうでしょうか。もちろんPC·スマホ持ち込み禁止の教室で。書くことの価値や楽しさを見出せた子はそれで良し、そうでない子は「こんな面倒なことは意味がない」と考えそうです。周囲のおとながその子と同じ価値観だと本末転倒ですので、少なくとも国語と美術など芸術科目の先生には頑張っていただきたいです。