いつか愛せる

DVのその後のことなど

加害だけでなく問題の悪用に腹が立つ

 無関係なのに被害をうけたフリをする人や問題をでっちあげる人は、本当に被害をうけた人に多大な迷惑をかける、というお話です。きっかけは先日のニュース↓

◆勇気なのか嘘なのか 事実確認できないという159人は、在籍記録すらないのでしょうか。被害の現実があったのに証拠が無くて認められないなら、その悔しさはいかばかりかと思います。振り絞った勇気を踏みにじられる二次加害です。一方、嘘を言って補償金を取ろうとする人もあるでしょう。お金をもらえるところには人が集まりますし、業界への好奇心で名乗り出る人もいそうな気がします。私の中でまた「日本人も民度低い」評価が出来てがっかりしますし、企業側の対応の難しさも考えます。

           

(キブシの花言葉は「嘘」「出会い」「待ち合わせ」など)

◆事実確認できない 似たような状況はいくつか見聞きしてきました。例えば、痴漢の冤罪は映画にもなっていますよね。やっていないことで訴えられる恐怖です。証拠がなくても訴えることが可能だとそんなリスクがあります。私は本物の痴漢以上に(本物の痴漢から散々な目に遭いましたが)、冤罪を引き起こす輩に腹が立ちました。あなたたちのせいで現実の被害当事者まで疑われて二次被害をうけるのだ、あなたたちは加害当事者以上に被害当事者の敵だと。

◆DVの悪用 これも聞いたことがあります。自分の都合で離婚したくなった妻が、夫をDV加害者に仕立て上げ有利に離婚するものです。(妻に限らず夫の場合もあるかも知れませんが、一般的に暴力をふるうのは男性という認識があったころのこと)

ある探偵事務所は離婚を多く扱っているようで、ホームページにはその手法が書かれていました。本物のDV被害者を助けるならいいですが、でっち上げDVをいくらでも悪用できてしまいます。この風潮のせいで、また本当に困っている人が疑われる羽目になります。探偵も弁護士と同じで、正しさの味方ではなくお金を払うクライアントの味方でしょう。知識や経験値を利用した問題の悪用ですね。

 こういうことを思い出すとどうにも頭にくるので、最初のニュースに戻ります。

◆現実に聞いた話 たまたま私は昔、J氏から被害をうけかけた男性から話を聞いていました。過去に書いた記事は↓こちら。

相手がJ氏だったとは聞いていませんが、フォー○ーブスのメンバーになるところだったことから、間違いないと思われます(歌って踊れる雰囲気がソフトな二枚目でした)。咄嗟に相手を蹴り飛ばしてしまい、話が流れたのみならず彼は芸能界を去りました。もう続けられないと悟ったそうです。人生を大きく狂わされたことになります。

◆名乗り出ない人 その男性は私よりひとまわり以上年上で、現在はもうご本人が高齢者の域です。当時すでにソロデビュー後で子どもではなかったし、引退したため人生を狂わされても心の傷は少なくてすんだでしょう。だから名乗り出る気はないだろうと推測します。その男性のように、古い話で名乗り出ない人も多いのではないかと思いました。

昔は少年だけでなく青年も狙われたのですね。ターゲットを変えてに少年だけにしたのは、子どもの方が力も弱くて御しやすいからでしょうか。蹴り飛ばされる可能性も低いですし。