いつか愛せる

DVのその後のことなど

妄想の続きはアトムから火の鳥

 昨日の妄想の続きです。AIの話から始まっておしゃべりロボットのペッパー君を思い出した・・・その続きです。ペッパー君のような「人間のお友達」のロボットは、日本ならではという気がします。海外のロボットの多くは戦闘用らしいですから。

◆アトムのおかげ 何といっても日本には「鉄腕アトム」がいましたので、多くの子がロボットは友達だと思って育ちました。アトムを見て育った大人が、きっと最初の二足歩行ロボットであるホンダのASIMOを造ったのではないでしょうか。マジンガーZを描いた永井豪さんもその世代かも。さらにその世代の人から学んだ部下や後輩たちが、ペッパー君を造りアニメのガンダムやエヴァンゲリオンを描いたのでは?(アニメ観ていないので話はよく知りませんが)

日本のアニメ業界のみならず、工業や医療業界や日本の文化全体に貢献しているなあ手塚氏。ディズニーにも影響を与えていますし。

             

◆手塚治虫作品 私が原作を読んだことのある手塚作品は「ブラックジャック」を少しと、あとは「火の鳥」です。永遠の命を持つ火の鳥。人間はピラミッドにミイラを安置した大昔から、永遠の命を模索しました。確か「火の鳥」にこんな話がありました。

人類でただひとり生き残った女性が、人類滅亡を回避するため我が子(男子)と結婚して子孫を生む決意をします。コールドスリープで老化を止め、息子の成人(育児はロボットがする)を待ちました。現代ならまるっきりの絵空事ではなくなった気がしますが、作品が描かれた時代にコールドスリープなんて概念はあったのでしょうか? さすがに医師でもあり、すごい想像力です。

◆「火の鳥」と言えば そろそろ話がワープします。私が中学生時代に劇場版の映画になりました。その際、火の鳥の声の一般公募があったのです。結局プロが選ばれたことから、オーディションは単に宣伝目的だったかも知れませんが。

当時、同じクラスにアニメ(声優)ファンの女子がふたりいました。彼女たちは「manaちゃんも一緒に応募しようよ!」と、アニメに無関心な私を誘いました。どうしてだろ、私が演劇部員だったからかな。応募用のセリフのサンプルを録音して、私にくれたのです。若いころは記憶力が良かったのか、今も覚えています。火の鳥のセリフ。

◆火の鳥の声 「人間は、虫よりも、鳥よりも、犬や猫や猿よりも長生きです。生きるの。どんなことがあっても生き延びるの。あなたは今、生きているのだから」

力強いセリフです。一応、私も読んで録音してみました。で、聞きました自分の声・・・😱違う!最初のひと言で駄目!!聞けたもんじゃない!!! 審査スタッフが私なら、ひと声で停止ボタンをブチっ💢と押すところです(カセットテープの時代でした)。世の中の仕組みもわからない年ごろでしたが、耳は悪くなかったみたいです。応募はしませんでした。後日観た映画で火の鳥を演じた池田昌子さんの声は、それはそれは素敵で納得できました。

 まるで連想ゲームのような私の脳内リンクにお付き合いくださり、ありがとうございました。私は明日は1日夏休みですが、台風の中出勤される皆様はどうぞお気をつけて。ご無事でお帰りください。