いつか愛せる

DVのその後のことなど

義実家と距離をとるチャレンジ③

 2018年のゴールデンウィーク前半の夜、夫の具合がまたひどく悪くなった。翌日の5月1日は出勤日だけれど休んで家にいることにした。買い出しも近所で済ませ一日中家にいた。

どうも消化の悪いものや添加物の多いものを食べると吐いてしまうようで、シンプルな野菜スープなどを作った。でも夫が好む味付けにしようとするとまた添加物が入ってしまう。

 午後になって義母から夫の携帯に電話があった。夫は出る元気がないので私が出る。義母はまだ「お腹や腰が痛くてどうにも辛くて」連絡してきたらしい。その2日前にも便秘で苦しいと言っていたが治っていなかったようだ。

でも平日に私が家にいたことで義母は悟ったらしい。夫の具合が悪いのだと。私が何か言う前に「看護師さんに電話してみます」と言って電話を切った。

 私はグラグラ迷ったが今は行くべきではないし、夫も行けとは言わない。かつてこんな時には夜でも駆けつけて病院に同行出来たのに。

気になってケアマネージャーに電話してみたが話中でつながらない。(どうやら義母と連絡をとっていたらしい)結果、ケアマネが介護タクシーを呼び病院で待っていてくれることになったと聞いた。少しホッとした。

 

 翌5月2日は出勤できたが、連休の後半も夫の具合は悪いままだった。夫は胃を休めたいからと食事も漢方薬もとらなかった。目が落ち窪んで外国人のように彫りの深い顔に見えたし、私もやつれていた。      

 連休最終日の5月6日は日曜日で私は義実家へ行く。いつも行く前に義母に電話して「お昼に食べたい物はありますか」と聞くが、大抵「食欲がない」という。元気なときは食べることが大好きな人なのに。やむなく柔らかくて食べやすそうな物を選ぶ。

買い物から一度自宅に戻り「お母さんの声に元気がない」と言うと、夫は「俺の心配してすぐ帰らなくていいからお袋の話相手をしてやってくれ」とのこと。私は自分の体がふたつあればいいのにと思う。

 義母はひどく辛そうでほとんど座ったまま。食欲もなくベッドの上も妙に散らかっていた。少し片付けていると「書かなくてはならない書類がある」と言われたが見つからず。

ヘルパーさんが記録してくれているノートを読むと、先週は義父がお腹を壊して大変だったらしい。ヘルパーさんは汚れ物のしまつで苦労したろうし、それは義母のストレスになったろう。

 帰宅後にそんな報告をすると、夫は義母を励ますために電話をかけた。ところが、話しているうちに夫の気分が悪くなり、吐いてしまった。台所にいた私はあわててボールを持っていく。とは言えほとんど食べていないから出るものはいくらも無い。義母は察して電話を切ってくれた。

           

 この時期の日記もどきのメモを読むと、うがあぁぁぁ!!😂っとなる。実際には介護のことより自分たちの問題の方がよりたくさん書かれている。ブログ記事を書く前に記録を読むのが重くて疲れる。ちょっとこのネタ休もうかな。

それにしても、このころ義母は本当に不安だったろうと気の毒に思えてならない。義父はいつもテレビの前にいてあまり話さないので、どう考えていたのか不明。