いつか愛せる

DVのその後のことなど

前書き

 「いつか愛せる」は2002年に私が自身のドメスティック・バイオレンスの体験を書いた本だ。その後、2010年に文庫化された際には8年後の状況を追記した。残念ながら2016年に出版社が廃業してしまったため、今は中古本しか流通していない。Amazonには文庫版のデータは残っていた。

https://www.amazon.co.jp/いつか愛せる―DV-ドメスティック・バイオレンス-共依存からの回復-あさみ-まな/dp/443414975X

 いつか続きを書きたいと思いながら20年も経ってしまった。生活にたくさん変化があり書く余裕がなかったが、今も私は夫と一緒に暮らしている。2022年に入ってやっと少しずつ書き始めた。もう人生の3分の2は過ぎたろうから残り時間は多くない。

 DVにあった当事者はその後どうやって回復するのか。相手をゆるせるのか。どうなることが回復だと思うか。経験から何を学んだか。今も本人の言葉で詳細に語られたものを見ない。だからまた自分が書きたい。でも無名の素人である私に再び出版するあては無い。ならばネットに頼ろうと思った。

 だからこのブログは本の下書きだ。DVに関心のある人だけでなく、奇特な編集者の方の目にも留まることを期待している。