DBSの意味を調べて思い出した先生

　昨日の記事「男性·男児の相談窓口」に関連するニュース。メモ書きの代わりに。

こども·若者の性被害防止のための緊急対策パッケージ（概要）

　この緊急対策は今時の用語も多く、お年寄りの政治家が作ったのでないことはわかる。私には意味の分からない言葉あり。ＤＢＳって何だろ。

「日本版DBS」って何？子ども性被害防止で犯歴確認

正式名称は「Disclosure　and　Barring　Service」前歴開示·前歴者就業制限

簡単に言うと、教育や保育に携わる人に対して性犯罪歴がないことの証明を求める制度のこと。

　なるほど。これを待ち望んでいる人は結構いるはず。色々な被害体験を読んだっけ。

生徒だった自分が勇気を出して性被害を訴えたのに、相手はその後も教師を続けたため新たな被害者を生んだとか·····さぞ悔しかったろうな。

　お子さんを預ける立場なら、早急に導入したい制度だと思う。ただ問題も多い。もし冤罪だったらその人の人生を狂わせる。職業選択の自由を奪うのは憲法違反。形だけ早急に整えるより慎重になってくれるといいな。

　教師のことを考えたら、私が小学生のときの先生を思い出した。子どもだった私にはおじさんとお爺さんの中間くらいに見えたので、40代か50代かな。授業中はきびしくてよく怒鳴るのに、低学年の女子に目がなかった。

廊下を歩いていると、ふいに抱き上げられる。「パパって呼んでごらん😄」と言われるので「パパ」と言うと、にっこりして降ろしてくれる。ただそれだけ。私もやられたことがある。密かに「抱っこちゃん先生」とも呼ばれた。

　衆目の前で何もするはずないし、本当に単なる子ども好きなのだとは思う。でも、今ではあり得ないだろうなあ。女子ばかり抱っこして「パパ」と呼ばせる男性教師。

ただ女子にも決して甘くはなく、授業中は男子と同じ。私も代理で来られたプールの授業で、いきなり「飛び込め！」と怒鳴られた。あのスパルタも今は通用しないよね。私は今の学校を知らないけれど。当時も「癖の強い先生」程度に言われて少しは問題視されたと思う。

　担任ではなかったし、良い先生だったのかどうかもわからない。好きでも嫌いでもなく、ただ印象に残った。今の時代にはきっと絶滅している、個性の強い先生。

新しい制度は、またさらに先生の個性を消すことになるのではと、何となく思った。

いつか愛せる