いつか愛せる

DVのその後のことなど

背景によって見方が違う原爆投下

 日本とアメリカでそれぞれ原爆投下はどのように捉えられているかの記事を、いくつか読んだ。内容のメモと、私の一言感想を追記。

 

「原爆投下は正当だった」アメリカ人学生の言葉に日本人精神科医が返した言葉

https://news.yahoo.co.jp/articles/3c73650175a8d7831919140f8d39216d5f4e0b90

  • 広島と長崎への原爆投下について、2015年に18~29歳のアメリカの若者の47%が正当だったと回答。
  • 同じことを聞いてもその人の背景によって受けとめ方は違う。
  • 多面的に向き合うことの大事さ。

海外在住の日本人が書いた記事だそうで、視点が広くてとても良いと思った。

            

「手が血で最も汚れていたのは昭和天皇トルーマンオッペンハイマーはピースメーカー」米紙 終戦78年

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/fdacdea17a457f7733634766c595d526bf058004

  • 2016年の日本では、原爆投下は「正当な判断:15%」「不可避:40%」「許すことができない:49%」
  • 東アジアの国々も原爆投下を肯定的に受け止めていた。
  • 1つでは、裕仁昭和天皇)に行動を起こさせるには十分ではなかったので2つ落とされた。

在米の日本人ジャーナリストがまとめたもの。米紙で書かれた記事は日本人が読むとかなり不愉快。このアメリカの見方が世界の見方に通じるというのは悲しい。

 

911を体験したミレニアル世代アメリカ人学生が「原爆投下」を正当化してきた理由

https://gendai.media/articles/-/98233?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related

  • 原爆を正当化する物語は「あれは善い戦争だった」というアメリカのより大きな物語の中に埋め込まれている。
  • 第二次世界大戦とは善VS悪、抑圧VS自由、文明VS野蛮の戦いであるという物語
  • パールハーバーと9.11はアメリカ人の意識の中では1本の線で結ばれている。
  • 疑問符がついた「原爆の正しさ」

こんな風にアメリカの若者に変化も起きている。一番上に挙げた記事のように「多面的に向き合うこと」が大事だとわかる。

 

終戦77年 1945年8月7日の米国の新聞は広島原爆投下をどう報じたか 日本ではどう報じられた?

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/56eab317387df6801f3f7b11d6f9f4c3e5205234

  • “ATOMIC BOMB ROCKS JAP CITY”(原爆がジャップの都市を揺るがす)
  • もし投下されたのがマンハッタンなら、150万人が死傷し、ホームレスになる。
  • 同日、日本の報道は原爆や破壊には触れていなかった。

これも在米の日本人ジャーナリストがまとめたもの。アメリカの新聞は当然ながら原爆の威力(日本にどの程度の被害を及ぼすか)をわかっていた。一方、被害を隠したらしい日本の報道も・・・ダメでしょ💦