いつか愛せる

DVのその後のことなど

災害時の犯罪、無くなれ!

 地震から3日たち、過去の災害で起きていたことが気になっています。火事場泥棒や詐欺や性暴力など、起きてほしくないことがたくさんありました。

 

◆火事場泥棒 発災時の騒動にまぎれて泥棒をする人のこと。空き巣に入られたり、災害後の詐欺にも注意が必要。

◆原因 家が無人になる。防犯面の人員が不足する。「モノがない」状態で困る人が増加する。

 以前、被災地を狙う泥棒が存在すると聞き「なぜ困っている人を痛めつける?」と憤りました。忍耐強く並び略奪は起きない日本のイメージの裏で、そういったことも起きました。

でも「なぜ?」と思う私の価値観が幼いのでしょう。それが現実なら、せめて犯人が同じ日本人であってほしくないと感じました。被害にあう側にとっては相手が誰かなんて関係無いし、差別であることもわかるのですが。

今回、すでに下記のようなニュースを見つけました。混乱の中でまさか高額請求されると思わず、ボランティアだと思って引っかかる人があるのかも知れません。

「災害に便乗した犯罪被害を何件か確認」能登半島地震で最大震度7観測「片付けを手伝えるなどと善意を装い高額請求」石川・志賀町の稲岡町長が周知を求める

https://news.yahoo.co.jp/articles/f46704d39877af21c090270fc169d6fef6b3e7ba

 

◆SNSでの救助要請詐欺 偽の救助要請だけでなく、「外国人窃盗団が現地に向かっている」といった偽情報や募金詐欺もあり、拡散前に疑う必要がある。

 離れた場所にいる人間にとっては、募金詐欺が身近かも知れません。犯罪者への資金提供など絶対にしたくありません。

 

◆被災地での性暴力 加害者はボランティアのふりをして他所から来る場合もあれば、同じ被災者の場合もある。雑魚寝やトイレが男女共用など「環境不備型」と、支援する見返りに性行為や世話を要求する「対価型」。周りも「命があっただけでありがたく思え」と忍耐を強いる論調が強くなる。

 阪神大震災から何年も経ったころ、ようやくこういった事実が報道されるようになったようです。これでは避難所はまるで地獄になってしまいます。

食料は大切ですが「人はパンだけで生きるものではない」。避難所でもプライバシーを守れる仕切りなど開発されていて、今ある資源を上手に分配すれば活かせるはず・・・でもそれが難しいことも想像できます。

どうかどうか、物質面でも精神面でも多くの人が守られますように。支援が間に合いますように。どうかもう、そういう犯罪は起きないで!