いつか愛せる

DVのその後のことなど

義母が亡くなったことを伝えた

 少し久しぶりに介護の話の続き。義母の火葬が済んで以降、夫は不調が続いた。精神的にも不安定だし再飲酒もしていた。義母の最後の時に間に合わなかったことが、かなり尾を引いていた。前回のお話はこちら↓

 ところが平日のある日、急に動き出した。2018年の12月20日と記録している。仕事中に夫から何度も着信があり、「親父のところに行くから場所を教えろ」と言う。義父はその年の8月に施設に入っている。でも夫は動けない日が多くて、まだ一度も行っていなかったと思う。

ものすごく不安だった。外で倒れたりしないだろうか。そもそも夫が飲酒しているだけで私は不安でたまらない。でも言っても止まることはないので、電話で施設の場所を説明する。酔っているのでなおさら説明が難航した。

 幸いにも夫は無事に帰宅したし、後から施設の様子を話してくれた。義母が亡くなったことを、義父に伝えたという。突然思い立って会いに行った目的はそれだったのか。

義父はあまりショックは見せなかったという。あの最後の対面のときから、覚悟はあったと思う。

 いつまでも隠すより伝えて良かった。義父は夫に「ちゃんと墓に入れてやってくれ」「いつかは自分も入れてくれ」と言ったらしい。

                

 たまたまその日は、施設のクリスマスパーティが行われていたという。急に尋ねた夫もそこに参加し、カラオケを歌ったり一緒にケーキもご馳走になった。家族の飛び入りも歓迎してくれるありがたい施設だった。

 写真の加工が雑で申し訳ない💦義父も夫が酔っているのは気付いたはずで、もしかしたら心配もしていたかも知れない。でも笑顔で写っている。かぶっているのは施設が用意してくれたサンタ帽子。

夫は赤ら顔。あごマスクしているけれど、まだぎりぎりコロナ禍に入る前。面会の家族にはマスク着用をお願いされていたため。