いつか愛せる

DVのその後のことなど

読みました「もう、沈黙はしない」

 前回ご紹介した本を、一度はざっと読み終えました。実はじっくりとは読めません。性暴力などの描写が多い本は、自然に少し構えて読みます。自分の感情がやられないように、半分閉じたまま読むイメージ・・・で自衛します。

もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて

だから感情を伴う感想は書きにくいです。ただ著者の矢川さんには「よく生きていてくださった」と思いました。

 Amazonに短い感想を載せようとしたのですが。ログインしても年間5千円以上の購入がないと書く資格がないとは😱。久しく使っていなかったので、5千円以上の買物をするか、あるいは家族のアカウントを借りて載せようと思います。

 Amazonには書けそうにない、私のまとまらない思いをここに書いておきます。

 

・自助グループを半年でギブアップ(64ページ)  

私の場合は自助グループが助けになったし、さらに近い境遇の人と会いたくて、自らホームページを作って掲示板でも自助をしました。でもそれが成功したのは奇跡だったのだと、改めて思いました。似た経験をしたからといって、同じ回復方法を使えるとは限らない。環境も考え方も違うのだと知りました。

・私を愚弄した精神科医(65ページ)

 支援する立場の人に傷つけられることが、なぜこんなにも多いのだろう。小松原織香さんの「当事者は嘘をつく」にも、よく似たご経験が書かれています。彼女は支援者に当事者をわからせる言語をもつために、研究者の道を選択したとか。

本当に助けてくれる人に出会えたら、それは当たり前ではなくとてつもない幸運なのですね。

(青い胡蝶蘭の花言葉は「奇跡のめぐりあい」)

            

・安心して眠りたい(79ページ)

 この↑気持ち。まったく状況は違いますが、私も過去すっっっっっごく強く願っていたなと思い出しました。畳1枚分で十分だから、家の中にシェルターがほしかった。誰がどんなに叩いても蹴っても振動も音もせず、絶対に中からしか開かない最強のシェルターで眠りたかった。

·「正しい許し」=「自分を許す」(82ページ)

 何度もブログに書いているように、私は「ゆるし」に深い関心があります。とても参考になります。

 後半の戸籍名を変える記述は、非常に具体的でした。手続きの煩雑さにめまいがしそうですが、万一必要な人と出会ったら、必ず必ずこの本をご紹介します!