いつか愛せる

DVのその後のことなど

増えすぎハラスメントに思う

「フキハラ」とは初めて聞きました。不機嫌のフキですか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/94cd7a66c299dc6bc0ce0a5091d4e6d8690c7fa1

「ため息」一つでもハラスメント 不機嫌をまき散らす「フキハラ」セーフとNG境界線は

◆増えすぎハラスメント オーソドックスな「セクシャルハラスメント」や「モラルハラスメント」は20年以上前から知っていますが、増えすぎてもう覚えられません。ちなみに私が昔からセクハラやモラハラを知っていたのは、一時期DVや女性問題にアクセスしまくっていたからです。一般よりは早かったはずで、当時は生活の中でハラスメントという言葉を聞く機会はありませんでした。

今検索で出るのは、オワハラ、テクハラ、ソジハラ、マリハラ、スモハラ、スメハラ、コミュハラ、グルハラ、カワハラ、オカハラ、フォトハラ、ラブハラ、エアハラ、カスハラ、エンハラ、リスハラ、エイハラ、ジタハラ、レイハラ、ジェンハラ、アルハラ、パーハラ、フタハラ、ニンハラ、ハラハラ、セカハラ、パタハラ、マタハラ・・・3~4個しかわからん。

           

(トリカブトの花言葉は「人間嫌い・復讐・騎士道・栄光」など)

◆何となく嫌 これら全部を意識して生活したら疲れてしまいます。ハラスメントになるのが怖くてまともにコミュニケーションをとれない、という話も聞きます。私はハラスメントの意味を読んで、ほとんどはモラルハラスメントの一形態と考えていいのでは? と思いました。さらに、このニュースの何が自分の感性に引っ掛かって気に入らないのか、考えてみました。

◆ラベリング こんな比喩はいかがでしょうか。DVや家庭内暴力はあってはならないことで、この言葉が出来たおかげで認知度が上がりました。これらに加えて専門書などで、暴力の種類として「肉体的暴力:殴る、蹴るetc.」「精神的暴力:怒鳴る、無視する、皮肉を言うetc.」「経済的暴力:以下、省略」「性的暴力」「子どもを使った暴力」などをあげて解説されました。

上記でたくさん名付けられたハラスメントは、暴力の種類にまで「名前」と「悪」のレッテルを貼ったのと同じ・・・という気がしました。人を傷つける可能性のあることだと、気付きを促すことは歓迎します。でもひとつひとつの行為を「悪」とラベリングすることが、私は気に入らないようです。

◆自分の首をしめる 例えばすべての人間が怒鳴ってはいけないなら、運動部の指導はどうやればいいの? 子どもが危険なことをしたとき静かに注意して間に合うの? 

私は怒鳴られるのは嫌いなのでそういう場には行きませんが、その指導をすんなり(むしろ合理的に)受けとめる人もあることは知っています。怒鳴り声に愛情を込める人だってあるでしょう。

上記のフキハラの状況もわかります。私自身がかつて夫の「舌打ちひとつ」で心臓がバクバクして眠れぬ夜を過ごしました。でも不機嫌さを表現することを「悪」と決めて制限したら、自分の首もしめるに違いありません。

◆規制されるのが嫌 ハラスメントはうける側の感性によるところが大きいので、私は「規制される」のが嫌なのかなと思いました。「悪」ではなく、マナーのようにTPOで使い分けるものではないかと。それが不可能で規制が必要だとすると「日本人の民度が高い」という説は、誤解ではないかと思ってしまいます。

◆誤解もある 数年前、夫に「最近ため息が多いけどやめた方がいい」と言われたことがあります。ため息をつくたびに「幸せが逃げる」という言葉もあるくらいなので、彼に悪気はありません。でも、それはいつになくひどい花粉のトップシーズンでして・・・・・喘息持ちの私は、息苦しくて頻繁にため息をついていたのです。いえ、正確に言えばため息ではなく💦深い呼吸でした! もちろんフキハラなどではありません。

それからなるべく声に出して「ふう~」と言ってきましたが、それもわざとらしく聞こえるようです。困ったな。😓やはり喘息は癒されなくてはなりません。