母が詐欺にあった話のまとめを書こうと思いつつ余裕がなくなっていました。間があきましたが続けます。
◆要約 実家の近所に引っ越してきた女性X(当時の年齢は40代後半くらい)が私の母に近づき友人になって、お金を持ち逃げしました。後に、彼女はたまたま実家に来ていた親戚の男性からも母に隠れて借り逃げしたことや、生活保護費を不正受給していたことも発覚。
弁護士に相談したところ警察に行くのは無駄だと判断できました。弁護士さんとは2つ案件を契約しました。①残置物撤去請求 ②出資金返還請求
これまでの記事はこちら↓
母があった詐欺の話(11)着手金は戻るのか - いつか愛せる
母があった詐欺の話⑥「異文化交流の始まり」 - いつか愛せる
◆弁護士に動いてもらったこと 相談はしましたが、実際には書類や電話で請求を一度してもらっただけ。あとは女性Xが行方不明になったため具体的には動いてもらえませんでした。母が得たことは「安心して彼女の残置物を廃棄できたこと」「法的に訴えて女性Xに少し脅威を与えたこと」だけです。お金は一銭も戻りません。
◆支払と返金 表のうち赤文字の部分を返金してくれることになりました。支払うのは残置物撤去請求分の30万円(税別)のみ。先に2件分の着手金40万円(税別)を支払い済みでしたから、差し引きで10万円(税別)を返金されました。
放置しておけば全額支払う羽目になった可能性もあります。税込で11万円戻っただけでも、私としては母の手伝いをした甲斐がありました。
◆ラッキーだったのか? 着手金2件分のうち、1件分をまるまる返金してもらえたのはラッキーだと思います。それが一般的かどうかわかりませんので、意味があったかも知れないことを書いておきます。
母は同郷で今は区議をしている友人(仕事で弁護士と係わりがあったらしい)に、その弁護士さんを紹介してもらいました。念のためですが、解約する際「ご紹介いただいた〇〇区議には母からご報告いたします」と私がメールで伝えました。単純な善意の返金だったかも知れないし、区議さんの顔のおかげでちょっぴり優遇された可能性もあります。カネ・コネという言葉は好きではありませんが、今回は利用させていただきました。
◆母の気持ちは収まったのか 女性Xを探すことまではせず、母の気持ちは完全には晴れません。私は「最後にチャットだけ送ってみたら?」と勧めました。読まれるかどうかもわかりませんが、気持ちを書いて何か整理がつくかも知れません。
念のため読ませてもらうと、母は書いているうちに恨む気持ちがよみがえったらしく、私は「これは送れない・・・😓」と思いました。どう利用されるかわかりません。脅しに見える(無理やりそう解釈される)文章はまずいと思ったのです。
結局送ることはしませんでした。その後、母の口から女性Xの話題が出ることも無いし、なんの情報も入って来ません。万一何かわかるとしたら・・・彼女が刑事事件でも起こして母が警察から参考人として事情聴取される時、くらいでしょうか。それは起きてほしくはないです。