いつか愛せる

DVのその後のことなど

寝過ぎた夢と地震の記憶

 昨日は珍しく夫と行楽できたけれど今日はNG。朝8時ごろ朝食をとった後、私は二度寝。でも何となく「時間がもったいない」という意識があったらしい、微妙な夢を見た。

目を覚ますとすっかり日が高くて、あれ??っと気付く。テレワークの最中に寝ちゃった! という夢。テレワークの日のお昼休みに昼寝することはあるけれど、これは完全に寝過ぎだ・・・とあせっていたら本当に目が覚めた。マットレスの上にいるということは、テレワーク中ではない。今日はゴールデンウィークの真っ只中で端午の節句

 ひとりで買出して帰宅すると、石川県で大きめの地震があったと聞く。テレビを手放したので、細かいニュースは見ていない。被害が出ませんように。

          

 明日は義父の命日。丸2年だ。お花を買おうかと思ったけれど、よく行くスーパーにあったのは母の日用のカーネーションと仏花ばかり。義父は別にお花好きというわけでもなかったし、明日は義父の好物だった餡子のお菓子でも買おうかな。

 義父が逝ったのはこの季節だったんだなあ。そうだ、あの時も夜中に地震があった。

夕方近くに病院から連絡があって。義母のとき間に合わなくて失敗した私たちは、すかさず病院に向かった。すでにコロナ禍でお見舞いは出来ていなかったけれど、最後は一緒に過ごさせてもらえた。

個室に居たのは空き部屋が無かったからだろうか。思い出せない。でもおかげで予備のベッドをふたつ入れて隣で休んだ。

折りたたみベッドのひとつはマットが薄くて床付き感があり、寝心地が悪かった。脂肪が極端に少ない夫には負担が大きい。

「いいよ、私そっちに寝る」どのみちまともに眠れるはずないし。

 義父はあの日、地震に気づいたろうか。苦しそうだったし言葉も出なかったけれど、どの程度の感覚があったのかな。うとうとしていた私は揺れでびっくりして起きて、話しかけたっけ「お義父さん、地震でしたね」って。

 返事はなかったけれど、義父はずっと私たちの方を向いていた。首を動かすことさえ大変だったと思うのに、私たちがそこに居るのをわかっていてくれた。

それは良かったと思う。夫にとって、明日は小さな親孝行の日だったと言えるかな。