いつか愛せる

DVのその後のことなど

手術話①_病院と病室

 副鼻腔炎の手術の話をなるべく時系列順に記録。入院する前に、紹介状を持った初診を含めて3回通院した。各種検査や入院についての説明や、麻酔科医と薬剤師の説明を聞くなど。特に検査の日は時間も長く費用もかかった。

 入院日は2023年6月9日(金)で梅雨入りの翌日。時節柄お見舞いは出来るのか、事前に調べた。コロナが5類に変更になった1ヶ月前から、その病院では1日15分、2人までの面会が認められている。(3年前に義父が入院した病院は、コロナ禍だったから危篤になるまで会えなかったなあ)

 近所にある馴染みの大学病院でも、病棟に入ったのは久しぶりですっかり変わっていた。以前は、各フロアーのラウンジに出入り自由で、多分病室にも気軽に行けた。

でも今は病室につながる廊下にドアが設置され、中からしか開かない。外からはインターホンで開けてもらう。付き添ってくれた夫は、このドアの前でさようなら。(でもちゃっかり受付を突破して再び来たので、私がラウンジまで出て会った)

 それにしても不便だった。自動ロックのドアの外に出ないと電話もかけられないし、自販機コーナーにもランドリーコーナーにも行けない。しかも消灯(午後9時)以降は出るのも禁止。恨めしや😞コロナ。

             

 病室は差額ベッドのかからない部屋を希望したけれど空きが無く、入れたのは準個室と呼ばれる4人部屋。(写真とよく似ている)差額ベッド代は廊下側が3,300円で窓側が4,400円。トイレが病室内にあり、ベッド毎にプリペイドカード式のテレビや、冷蔵庫や個別の収納スペースがあり、洗面所もあった。

1,000円安いなら廊下側で十分だと思ったけれど、途中で窓側がプラス1,000円の意味がわかった。窓側とは明るさ🔆がまったく違う。廊下側は個別のライトをつけても、まだ読書しづらかった。それに明るさは気分にも影響する。

 でも私と同様に金額を重視する人が多いらしく、大部屋が空いて移動したり退院したりして、窓側は2日目から空きっぱなしだった。

他の病室はわからないけれど、この部屋は設備に配慮が感じられた。トイレのドアも、洗面所のゴミ入れも、すべて音が出ないようゆっくり閉じる仕様。食事もスタッフが一人分ずつ運んでくれるので、とにかく驚くほど静か。看護師さんがワゴンで医療器具を運んでくるときの音くらしかしない。

 入る前は「同室の人と友達になれるかな?」とちょっと考えたけれど、全然そんな感じではなかった。互いにカーテンを開けないので、同室の人の顔も見ていない

40年前にここで手術した夫は、同じ手術をする若者ばかりで楽しかったらしい。でも私と同室の人は、ひとりは妊婦さん。その人が出て行った後に入った人は、重病らしく食事も摂っていなかった。同じ病気の人が集められるわけではないらしい。

 とにかく結構大量の荷物をほどいて、まずは巣作りの感覚。午後には主治医と手術室担当のスタッフ(←マスクの上からフェイスシールドをしていた)が挨拶(?)に来てくれた。

ちょうどその時間、私はラウンジで夫と話していたため不在で、看護師さんから軽くお叱りをうけた。必要なスケジュールがあるなら😢事前に教えてくれればいいのに。

もちろん看護師さんは忙しいから仕方ない。でも私は現役の病人と違って、手術日までは健常者だったもので。