いつか愛せる

DVのその後のことなど

手術話②_病院での生活と食事

 通常は手術の前日に入院するらしいけれど、私の手術日が月曜日に当たったため金曜日入院となった。つまり私は(金)(土)(日)は健常なので、普通の生活が出来る。

入院した当日から、右手首に本人の情報が入ったバンドをつける。点滴する時などは、このバンドのバーコードを読み取り、かつ本人も名乗らされる。退院当日までつけたままで、地味に邪魔だった。

 病棟内にシャワーの設備が3箇所あり、2箇所は予約不要で空いていればいつでも使えた。ただ自分からどんどん質問しないと、待っていても説明は無かったりする。

石鹸やシャンプーは持ち込みだけれど、ドライヤーあり。落ちた髪の毛は自分で掃除するよう、長いコロコロテープが設置されていた。

 コインランドリーはラウンジの隣だったので、常時施錠のドアから一度出なくてはならない。でも早朝から消灯の夜9時まで利用できた。

            

 病院食を美味しいと思う人はあまり居ないと思う😓 かつて義母がリハビリ病院に入院中「ふりかけが欲しい」「梅干しと海苔が欲しい」と言った意味がよくわかった。白いご飯がパサパサで美味しくない。梅干しなどを持参して冷蔵庫に入れておくと良いと思う。

そして煮魚の出現率が高く、全体的に薄味。私は薄味好みなのでそれほど辛くなかったけれど、食事に制限のない人はお好みの調味料を持っていくと良いかも。

 美味しくないと思いつつ、栄養的には完璧のはず。手術当日は絶食だし栄養はとっておこうと、私は3日間の食事全てを完食した。(同室の妊婦さんがいつも「ご飯を食べきれなくて」と看護師さんに言うのが聞こえた)。読書くらいしか出来ないのにあの分量を完食したので、私は手術前の3日で太った可能性あり。

 手術前は、前夜12時以降は食事禁止。当日朝の10時以降は水も禁止だった。これは麻酔中に吐いて気管に入ってしまうと肺炎になって危険なため。

手術後もしばらくは安静で、許可が出てから水分をとれる。でも食事は出ない。そもそも食べられる状態ではなし😭

 手術前にペットボトルの水やお茶を冷蔵庫に用意しておいて正解だった。すぐに乾燥してしまう口の中を潤すため、水分は必須。しかも自分では容易に買いに行けない。

  • 翌日朝:流動食と書いてあったけれど、ほぼ水分のみ。粒のまったくないお粥(米の研ぎ汁に見えた)他にお茶や牛乳などが出たと思う。頑張って飲み干した。
  • 翌日昼:5分菜食。お粥やヨーグルトにおかずが少々出たけれど、無理。ヨーグルトくらいしか食べられなかった。完食できず無念。
  • 翌日夜:軟菜食。柔らかめの食事だけれど、やはり牛乳とフルーツくらいしか食べられず。

退院日の朝は常食だったけれど、私はまだ物を噛むのが無理だった。

 食事の少し後くらいの時間に、毎回検温や血圧測定があった。私は普段から血圧が高めの上に病院にくると余計に上がるので、何度も測られた。180を超えてしまうと手術が出来ない(薬で下げる)とのこと。一番高いときは170を超えてギリギリだった。