いつか愛せる

DVのその後のことなど

入院準備が進まない

 入院一週間前。今日は午後から荷物の準備に入った。まずは長年使っていない大きめのバッグを出す・・・つもりが見つからず。日ごろの管理の悪さが足を引っ張る。

私と夫は、別々の押し入れを自分のスペースとして使っている。バッグは夫側の押し入れにあった記憶がある。「大きなバッグ知らない?」「知らないけど、あるなら奥の段ボールの中」

 奥の段ボールにたどり着く前に数えきれないほどのDVDをかき分ける時点で、もう「何とかしなくては」と私は片付けモードに入った。時間が無いから半間の下段だけ整理終了。

さらに段ボール箱に入っていたカバンの数々(目的のバッグは無い)を見て、これは二度と使わないと思う廃棄物を選ぶ。捨てるバッグに付いていたキーホルダーは友人からのプレゼントなので、外してキープ。あれ、私は何してるんだっけ

 夫のギターケースの下から、潰れたバッグがやっと見つかった。開けてみるとなぜか夫のYシャツが4枚入っている。

夫「あ!入れ物にしたんだった」。入れ物とは何だと考える時間はない。4枚のうち3枚は襟が変色している。洗ってみるか・・・漂白剤をつけて二度洗いする間に準備の続き。

 入院とは言えずっと寝ているわけではないから、パジャマ以外の服も必要。鼻のためにハイネックやタートルは駄目。前あきか襟ぐりのゆったりしたものを探す。何か無いかなあと夏服を引っ張り出す。

いつしか衣替えになっている。違う違う、入院の準備するの!

               

 その辺でもう夕方になってしまったので、買い物に出る。郵便局で入院費用をおろす。除菌用のアルコール入りウェットティッシュと、お風呂代わりに体をふくノンアルコールの大型ウェットティッシュを買う。その辺は入院案内に載っていないけど必要なはず。

 帰宅して夕飯をすませて準備を続ける。タオルには名前を書いた。衣類にはさずがに書きたく無い。やめよう。鼻を冷やすものが必要だというネットの情報から、熱さまシートを入れる。もちろんのどぬーるスプレーとのど飴もマスクも必要。ハンガーやS字フックも必需品らしい。

薬や下着や洗面道具は当日まで使うから、まだ入れられない。洗濯洗剤は自分で持ってこいと案内に書いてあるけど、何に入れればいいのか液体洗剤。

 すでにかなりの荷物になってきた。室内履きもかさばるなあ。暇つぶし用具は入れる余裕なし。社給スマホはどうしよう。メールチェック位はしたいけれど無くすのも怖い。

あと、是非とも持っていきたい物がある。それは、ボディピロー。別名、だきまくら。私が寝る際の必需品。

         

でも、大き過ぎるよね・・・・・どうしよう。入る大きさのバッグも無い。病院は近所だから、夫とふたりで自転車で運ぶから、大丈夫かな? でも当日雨が降ったら歩かねばならない。う~ん、そうでなくても不眠気味だし、手術後は口呼吸でつらくなるのに。はたして私は眠れるんだろうか。