いつか愛せる

DVのその後のことなど

Big issue _大きな課題

 今日も見かけた、秋○原駅の近くを通る度に見るホームレスの方が気になっている。

私がそこを通る時間は、いつも毛布をかぶってお休み中。この暑い中で毛布をかぶって大丈夫なのだろうか? 多分、まぶしいからとか、顔や体をガードするといった理由が優先なのかな。前からガード下を常宿のようにする方々があるけれど、そちらと違って屋根が無いから明るくて目立つ。

布団の一辺は地下鉄の入り口の壁にピタリと寄り添い、残る三辺も立派に囲われている。何とキャスター付きの大きな旅行バッグ4つを盾にし、敷布団の下にはジョイントマットも敷かれているのが見える。人通りのある道沿いでも、安心して休めそうな佇まい。

 最初に気になったのは「キャリーケース4つも、どうやって持ち運ぶの?」ということ。4つもあるから敷布団はもちろん、生活用具は全部入る。でもリヤカーでも無ければひとりでは運べない。コインロッカーに預けて分割して運ぶのかな。仮にあの場に常駐できても、雨が降ったら屋根のある場所に移動するしかない。

              

 私が通勤に新宿駅を利用していた20年くらい前、駅構内に大勢存在したホームレスの方々が一掃された時期がある。今は(私の行動範囲では)秋○原以外ではほとんど見ない。

旅行客が多く来る街だから、良くも悪くも海外の人には日本の風景として印象に残ると思う。秋○原という街は懐が深いということかな。

騒ぎになっているのは見たことがないから、きっと独自のルールがあって、彼らは皆ルールを守りマナーも良いに違いない。

 数年前までしばしば見かけた「空き缶回収」をする人は見なくなった。彼らは住まいが無くてもきちんと働いていたりする。

入れ替わりに「ビッグイシュ―」の販売をする人を見かけるようになった。多分、空き缶回収よりはるかに割が良くて肉体の負担が少ない。

https://www.bigissue.jp/ ↓

THE BIG ISSUE JAPANは、質の高い雑誌をつくりホームレスの人の独占販売事業とする。救済(チャリティ)ではなく、仕事を提供し自立を応援する事業

 もし彼らが望んで家を捨てたのではなく、住まいや家族を求めているのなら、備えられるようにと祈る。暑さや寒さや飢えや、その他にも様々な危険から守られますように。

 

<彼らが私より優れていると思う点>

  • 肉体が強靭(私はエアコン無しではほとんど生きられない)
  • 生活力が旺盛(どうやって生活しているのか不思議)
  • 順応性に富む(どこへ行っても環境に馴染む)
  • 精神が強い(嫌な目に遭うこともあるはずだし孤独にも耐えられる)
  • 経験値と危機管理能力(私が持っていない経験値で生き抜いている)

 少なくともこれだけあり、他にも個人個人でどんな尊敬できる面があるのか未知数。