いつか愛せる

DVのその後のことなど

未支給年金の請求がやたら難しかった話

 身内が亡くなった後の手続きは山ほどあり、ネットで検索すると一覧も見つかる。でも私が一番苦労したのは年金の手続き。日本の縦割り行政の不便さよ💦

簡単に言うと「受給権者死亡届」と同時に「未支給年金·未支払給付金請求書」を提出するだけ。未支給分の年金を、故人と同一生計の遺族が受け取るため。

 地域によって違う可能性もあるので、すべて私の在住地域で2018年時点の例。

まず年金事務所に電話で予約をとる。人手不足らしく私の昼休みに何度かけても繋がらない。やむなくいきなり訪ねて事情を説明すると対応はしてもらえた。仕事を休んで行くのでこちらも必死。

 義母の未払い年金を請求する権利があるのは義父のみ。私が行くには義父の委任状が必要。でも義父はもう自分で委任状など書けそうにない。

すると、委任状を自著できない証明として「義父の要介護レベルのわかる書類」「入所施設の契約書」でOKとのことになった。この日は記入すべき用紙をもらい、必要な書類を持ってくる日の予約をしただけ。

文章だと分かりにくいので、久々にパワーポイントを使って図にした。(最近のパワポは機能が多すぎてよくわからん!)

 用意する書類は①「義父の住民票」②「戸籍謄本」③「義母の除籍票」。夫は相変わらず動けず私が行くしかない。

まず①「義父の住民票」を取得するため地元の出張所へ。かなり待たされたので「また疑われているの?」と思った。

義実家売却のため義母の印鑑証明をとった話はこちら ↓

この時は疑われたのでなく、方法を検討してくれたらしい。その出張所は以前モメたことを記録していた。残念ながらやはり義父の委任状は必要で出直さなくてはならない。

 

 次に②「戸籍謄本」と③「義母の除籍票」は本籍地で別の管轄。そちらに問い合わせるとさらに面倒で、直系の身内しか取得する権利がない。それは夫のみで、私が取るなら夫の委任状が必要。しかも本籍地で義母の除籍が記録されるには、死亡届から1~2週間かかるらしい。

 その仕組みを💢なぜ年金事務所は言ってくれないの? 次の予約日には絶対に間に合わない。そもそも除籍に1~2週間かかるのに「年金の手続きは死後2週間以内」とされているのは無茶だよ。

年金事務所の予約延期の際「間に合いません」と伝えると「2週間を超えても罰則はない」とのこと。制度に無理があるのに😓腹の立つ理屈だなあ、と思ったら・・・・・

 後に判明した。②戸籍謄本は義母と義父の関係を証明するためなので、義母の死亡記載が無くても、死後7日以降にとったものならOKらしい。もっと早く教えて😡

でも私の事前チェック不足と言えるかなあ。役所で書類を取得する際は、使用目的を明確にして目的に合った取得をする。これ鉄則。ひとつ利口になった。