いつか愛せる

DVのその後のことなど

介護のスケジュール調整で混乱する日々

 私は義両親と同居したことは無いので、介護の苦労の一端しか知らない。ただ仕事と両立させる苦労はわかる。元々軽い立場で助かったけれど、役職にあるような人なら左遷されたかも? ある一日の記録から、特に電話要件の多かった日のこと。かかわる人が多くなればなるほどスケジュール調整が面倒。

              

  • その日は義父の入院先の相談員に、義父の退院時期の目処を報告しなくてはならず。入居予定のA社の居室リフォームがいつ終わるか、本社の人から連絡をもらう予定だった。お昼休みに病院に電話をするので、その前にA社から連絡がくるようにと願う。
  • 朝の電車の中で夫から着信あり。それだけでも「具合が悪いのか」と心臓に悪い。出損ねたらメールで「薬どこ?」 伝えておいたのになあ。
  • 昼休みにA社の本社担当に電話するが、入居先の施設長がつかまらないとのこと。私から施設長に直接かけることにしたが、昼時は施設が忙しいので諦める。午後かけ直すもなかなか出ず、3度目にやっと出る。(仕事中どこで私用電話するかも悩みの種) 暑さのためクーラー工事で業者が忙しく遅れているとのこと。
  • 義両親が入院中の病院から義母の容態悪化で電話あり。話は出来るが熱が高く酸素吸入の状態が悪いという。日曜日に病院に行くと伝える。私はその件をすぐ夫に連絡したが、私が会議の時間が迫っていてまともに話せず。
  • 仕事が終わってすぐ義父の病院の相談員に電話したが、2度とも話中で折電を依頼。入所予定施設のリフォーム待ちの件を伝える。義父は義母に会いたがっているとのこと。ただ「会って気落ちしないか心配」だという。なお義母の件で医師が家族と話したがっているとのこと。

 

 その日は仕事帰りに漢方薬局へ行く。私も夫も体調が悪く、もうやめたはずの健脾散(虚弱体質に使用)に処方を戻された。

 

  • 帰りの電車の中でA社担当から着信あり。降りてからかけ直すと「本社から工事を急かすよう業者に手を回した」ことと、義父に関する「書類を急いで送ってほしい」とのこと。でも病院に行かないと書類が揃わない。
  • 次の段階として面談スケジュールを決めなくてはならない。義父担当の看護師と、入所予定の施設長とケアマネージャーと家族の四者面談。

 

 帰宅してこれらを夫に報告。冷やし中華を作ったが、夫はお菓子だけ食べて夕飯を食べてくれないのも心配。

次の土曜日に司法書士さんの都合が良ければ、義母に不動産売却の意思確認をしてもらいたい。義母はもう「いつどうなってもおかしくない」と言われていた。

すでに時間も遅いので翌朝、司法書士に電話することに。どうか義母の命に間に合いますように、夫が今度こそ体調良く動けますように。

 

 そういう日々だったので、ときおり自分が出ている電話の相手が誰だったか(名乗られているのに)わからなくなった。キャパを超えただけで私がボケたわけではないと思いたい。