いつか愛せる

DVのその後のことなど

新年

 明けましておめでとうございます。例年通りイベント感は薄いお正月です。

 

年末ゴタゴタのかわりのサービスなのか? 夫が懐かしい動画を見つけてくれたので、今日は午後からYoutube三昧した。私が大好きだった宝塚歌劇。しかも古い。夢中で見ていたベルばら4強時代の動画。

それもおもに雪組。ターコ様こと麻実れいさんが私の推しだった。(私のペンネームがミーハーだったことがバレる)

 

 画面に見覚えはない。でも歌を聞くと記憶が蘇る。セリフも覚えている。舞台は生物だから歌もセリフも毎回微妙に変わる。なのにテンポも抑揚も完全に記憶の通り。なぜか。

あのころ、観劇もライブレコードも私には高価だった。そして関東では宝塚の番組は日曜日の早朝にしか無かった。

だから毎週早起きして、音が出ないよう柱時計を止めてテレビの前にラジカセを置き、番組の音を録音していた。まだビデオなど持っていなかった。

 その録音テープを繰り返し繰り返し聞いていたため、音だけが完璧に記憶に残っている。あるいは見ることは出来なかったけれどライブレコードを持っていたベルばらPart2など、開演アナウンスから全部記憶している。

若い頃の記憶力ってすごいなあ。見ながら一緒に歌ってしまうしセリフもなぞれる。懐かしすぎて切なくなる・・・

 半世紀も前の舞台なのに、こうしてカラーで残されている幸せ。今日見た彷徨のレクイエムも、ザ・レビューも、私が録音して繰り返し聴いた舞台その日のものだと確信。

 

 さらに見たいものを思い出した。何という舞台の一場面か思い出せない。ターコ様が鳥売りの少年の役で歌っていた曲を聴きたい。小鳥に歌いかけた歌。

 お前は美しい お前は恋人 その綺麗な姿に もう魅せられている

 わかってほしい I love I love I love I love you

 My lay lay lay lay lady ・・・・・・

あのソフトな声が大好き。ファルセットから素声に戻るあのフレーズを聴きたいなあ。まだ少し夢見心地らしい。

 

 でももう少しで夕飯。我が家では年に一度のカニを堪能する予定で解凍中。夫のイチオシの食べ方は辛子マヨネーズ。