いつか愛せる

DVのその後のことなど

振り込め詐欺にご注意

 金融機関に行くといまだに「振り込め詐欺」への注意が書いてある。詐欺対策のために、私は過去にかなり迷惑した。

 義両親の介護中、病院や施設への支払いを振り込みや口座振替ですることがあった。義父が口座を持っていた信用金庫に行くと、ATMで処理を拒否された。金額が上限の10万円を超えていたから。

やむなく現金を下ろしてから振り込もうとしたら、出金にも上限設定されていた。高齢者限定で、一定期間に使用されていない口座に勝手に設定されたものだった。つまり(頻繁に大金を動かす人は別として)高齢者の口座は大きな出金が出来なくなっていた。

 営業時間内に窓口に行けば処理は出来る。でも毎月振り込まなくてはならないのに、平日昼間に行けるはずもない。う~~~~ん、もう!!

            

 今日、郵便局で還付金詐欺の注意喚起のポスターを見て少しイラッとした。なぜATMを操作して還付金が戻ると思っちゃうの?

私は性格的には騙されやすい方だと認める。疑り深い夫とのバランスで生きているようなもの。

 でも還付金詐欺には騙されようがない。だって、そういう仕組みではないとわかるから。

ATMには振り込む機能はあっても、取り立てる機能は無い。還付金の振り込みは役所が銀行に依頼すれば勝手にこちらに着金する。こちらはただ出金するだけでいい。

 それに、1件1件電話で操作を教えることに時間をかけるほど、役所が暇なはずもない。そんな手間をかけたら人手がいくらあっても足りない・・・って、思えないものかなあ。

私がそう考えられるのは、たまたま私が金融機関にいた経験があるからなのだろうか。

 

 例えデパートや警察を名乗る人が来ても、キャッシュカードやクレジットカードを預けはしない。偽物のカードが出たと言われても、本物を持っていく意味がない。カードを発行した銀行以外にそのカードをどうにか出来る権限はない。

 カードの盗難や紛失した際は、銀行に電話すれば出金停止に出来るはず。(紛失したことは無いけど、昔銀行で働いてそういう操作もした)だからカードは渡さない。

取引銀行だと名乗られても、カードを回収する理由を突っ込んで聞く程度の頭と勇気はある。そこで万一相手が強気で脅してきたら、夫を呼ぶまでだ。

 ただ最近はどんどん手が込んできているという噂。自分が騙されやすい性質であることは自覚していようと思う。

幸い私に「オレオレ詐欺」の電話はまずない。子どもも孫も居ないので、夫くらいしか対象が居ない。たまにしか会わない人と違って夫の声を聞き違えはしない。我が家の特殊事情もあり、私は夫の声と話し方を聞き分ける自信がある。

と、思ってはいるけど注意は怠るまい。