いつか愛せる

DVのその後のことなど

手術話⑦_謎の呼吸困難と退院

 副鼻腔炎の手術の話はこれで終わりにしよう。飽きてきた😅 手術の翌朝~翌翌朝に退院するまでの話。

短い眠りの中で夢ばかり見た手術日の夜がやっと終わり。鼻を塞いでいるため嚥下が難しく、翌日も食事はほとんど食べられず。少し熱もあったのがダルさの理由だろうか。発熱は体が戦っている証拠。

 口の渇きのため持参した「のどぬーるスプレー」は大いに役に立ったけれど、濡れマスクも持っていたのを思い出す。乾燥を防いで眠れるかと思い、午後からつけてみた。

ところが。ますます息苦しく辛くなって混乱した。多分、心拍数を測るセンサーが反応したのだと思う。看護師さんが見にきた。「何かされましたか?」私は「今、トイレに行ったからでしょうか・・・?」

夜になっても状態が変わらず、看護師さんが心配して「心電図をとりましょう」と機材を持ち込まれた。

              

 そのころやっと私は気づいた。綿球をしている上に濡れマスクをつけたから、口呼吸もしにくいんだ。この苦しさは呼吸困難のせいだ!

看護師さんにもそう言ったけれど、念のためと当直医に心電図の結果を見せて、明日(退院日の予定)日勤の医師に診察をうけてください」と言われた。心電図に目立った異常は無し。ありがたいやら面倒臭いやら。とにかく夜は濡れマスクは外した。良かれと思って付けたのに、私のアホ😝

 翌日退院の予定だけれど、こんな状態で出されるの? と不安だった。まだ微熱も頭痛もあったし、いつまた吐き気がくるかわからない。どうせ乾燥でろくに眠れないし、この大量の荷物を自分で整理する自信もない。ベッドは空いているのに退院させるんだなあと思った。

 また辛い夜を終えて、翌朝外来に通院し「本日退院OK」となった。夫に「予定通り迎えにきて」と連絡。決まったら仕方ない、気持ちを切り替えよう。繋がれたセンサーや点滴を外してもらい、やっと着替えが出来た。着替えて髪を整えると、少し気持ちがシャキっとした。気合を入れて、でもゆっくりと荷物の整理。

 看護師さんに「退院時はお迎えはありますか?おひとりですか?」と言われびっくりした。内心「今の私がこの荷物をどうやってひとりで持つのぉ?!」と。

大量の荷物の半分は看護師さんが、ラウンジで待機する夫のところまで運んでくれた。お礼を言って1階におり支払い清算を頑張ってやり終える。

小雨が降っているから自転車は無理。傘をさすと荷物を持って歩けない。近いけどタクシーだなあ。まともに声が出ないので、行き先も夫から言ってもらった。

 無事に帰宅し、夫が「まず休め」と布団を敷いてくれた。ああ、退院して良かった!と思えた。

家は良い😄 布団は病院より広くて大の字になれる。ひと寝したらシャワーも浴びよう。熱で頭は痛いし鼻は🐷鼻で言葉も危うい状態だけど、自由だ~~~

 ちなみに濡れマスクは綿球をとってからは有効に使えた。