痴漢大国と言われたくない

　昨日の記事のフォローをします。私にとっては当たり前でも、他の人には違うことも多いはずですよね。昨日の記事で、

＞痴漢なんて、都市部のラッシュ時には各電車ごとに乗っている。

と書きました。これは中学から都内で電車通学していた私にとっては常識です。でも読む人によっては「大袈裟」だと感じるかも知れないし、あるいは「痴漢を風物詩のように軽く見ている」印象を与えるかも知れません。

　でも、まず実際に痴漢は多いです。１０代のころ大袈裟でなく毎日遭遇しました。右側の痴漢に気をとられていた後に電車を降りたら、制服のジャンパースカートの左側のホックが外されファスナーも降ろされているのに気付く、なんていう日もありました。１車両に2人以上の痴漢がいたわけです。

電車以外にも色々な変質者はいました。露出狂もいたし、後をつけられたこともあれば、通学時に1万円札を差し出されたこともあります。

私は特別ではなく、まったく同じことを訴えた記事があったので貼っておきます。

【DJ SODAさん被害】気づいている?日本は「痴漢大国」。痴漢を容認する価値観と、安心して痴漢行為を続けられる環境が整っている恐ろしさ

　もうひとつ、私は痴漢を小さなこととは考えていません。中学生のころから「なぜこんな犯罪者が逮捕されないの？！」と憤っていました。このブログの検索窓に「痴漢」と入れれば、私が痴漢に何度も言及しているのをご確認いただけます。

例の騒ぎで公開謝罪した若者ふたりを「気持ち悪い」という人もありますが、私は痴漢を含む変質者から謝罪されたことは一度もありません。だから大きな一歩を踏み出せた彼らを、取り敢えず良しとします。電車から逃げるように降りていくときの痴漢の顔は、もっと醜悪でした。

　「痴漢大国」なんていう言葉、本当は大嫌いです。他国から日本をそう呼ばれたら、顔を真っ赤にして「そちらはどうなのよ」と反論したくなります。

せっかく日本は安全な国だと褒められることが多いのに。「女性が夜道を歩ける」「子どもが自分で通学できる」それは素晴らしい点なのに、陰湿に形をかえた犯罪は多いのは残念と言うより💢悔しい。

通り魔や誘拐のように一瞬で命を奪うわけでなくても、いじめと同様にじわじわ追い詰めて死に向かわせるタイプの犯罪です。

　でも、私は世の中のそんな状況に何かしたわけではなく、風物詩のように容認したまま大人になってしまいました。それは遠回りですが、痴漢大国の空気の醸造に一役買っているのかも知れません。ですから方向転換をしますが、具体的に何が出来るとも思えず・・・

それでも、何かしたくなってここで綴っているわけですね💦

いつか愛せる