今も鳥インフルの影響で足りない玉子と、ピークで猛威を振るう花粉の話題で思い出した。そのアレルギーをそれぞれ根性のみ(?)で克服した実例が、私の身近にある。
玉子アレルギーだったのは、私の弟。幼いころは玉子を食べると蕁麻疹を出していた。
でも不具合は少々かゆいだけで、本人は玉子好き。だから両親は蕁麻疹もかまわず、ゆで卵や目玉焼きを毎日のように出していた。
私も当時は幼かったので把握していないけれど、両親は医師に相談はしたのかも知れない。あるいは単に安くて栄養のあるものを、一人分だけ省くのが面倒だったのだろうか。
とにかく元気に玉子を食べていた弟は、まもなく蕁麻疹の出ない体になった。アレルゲン免疫療法というやつを自力で行なったことになるのか。それとも成長にするに従って緩解したのだろうか。
もうひとりは見たのでなく本人から聞いた話。夫が子どものころ、ブタクサ(セイタカアワダチソウ?)のアレルギー持ちだったとか。涙や鼻水で苦しんだらしい。
その不具合の原因があの黄色いやつだと知ると、負けん気の強い彼は「勝ってやる!」とブタクサの生い茂る空き地に飛び込んだ。当時は都内にもそういう場所がたくさん残っていた。
一緒に遊んでいた友達が「やめた方がいいよ~」と呼んでも聞く耳はもたない。しかも、あの黄色い部分にかぶりついた。「こんなやつ食ってやる!」と食べまくったらしい。
地獄絵図だ(私は秋の花粉にも反応する····)
ところがそれきりアレルギー症状が出なくなったそうで。これも「体内にアレルゲンを入れて体を慣らしていく」というアレルゲン免疫療法と仕組みは同じか。でもアレルゲンを食べて治るのか。しかもたった1度だけで。それは有りえるのだろうか?
今回ちょっと検索したら、花粉症の原因となるブタクサは、よく似たセイタカアワダチソウとは別ものだとか。セイタカアワダチソウの花粉は飛ばないし、ハーブとしても使われるそう。
夫が食べたのは、一体どっちだったの???(ハーブなら食べてもおかしくない)
ブタクサだったとしたら、勝手なアレルゲン免疫療法が成功したことになる。
セイタカアワダチソウだったなら、まったく無関係のものを食べて治したことになる。夫が何に勝ったのか知らないが、すごい信仰だ😅
ともあれ弟も夫も、元気な小学生男子だったころの話。私が真似してアナフィラキシーでも起こすとまずいので、絶対にやらない。
体質の違いもある。特に夫は、ちょっと変わった体質をしていて、素手で漆にさわってもかぶれないとか毒蛇にもさわれるとか、とにかく自然のものには強い。一方、洗剤などの化学製品を嫌う(←お風呂掃除をすると具合が悪くなるので頼めない) 良い子も良いおとなも真似しない方が良いと思う。