いつか愛せる

DVのその後のことなど

「人生の棚卸し」ノートを見つけてサンタを思う

 年末も近いことだし、物を減らしたくて片付け物に着手した。で・・・見つけた。B6サイズの小さなノート。開くと私の文字がびっしり。何だこれ、あれだ。DVの渦中にいるときに書いた「人生の棚卸し」↓ に使ったノート。

 あら。仕事の帰りに駅のベンチで書いた割には文字が丁寧。しかも幼児期から時系列に書かれている。(最近になって書いている日記もどきのメモはすっごく雑なのに)

これを書いたのは25年くらい前かなあ。文字が小さいし筆圧が弱くて薄いから、老眼の今では読み辛い。なのに全部読んでしまい😓ず~~~~~~ん、と気が重くなった。結婚後のことまで読んだらそうなるのが当たり前、アホ。

でもまだまだ全く途中の状態で終わっていた。あの後はメンタル系の本を読んだり、別の回復方法に着手していたのかな。

           

 このところサバイバーの方が書いた物にいくつか触れて、自分の体験を書くことがおこがましいような気分になったりした。私が書く価値あるのかなとか。でも自分も十分酷い目にあったよねと再確認。(それを何とか出来なかったのは私の未熟さでもあるけれど。未熟だからといって酷い目にあっていいはずもない)誰のどんな苦労も、ひとりひとりがものすごく大変。過小評価する必要なし。

 

 ちょうど今の時期にいい、サンタクロースの話が幼児期の記憶として書いてあった。

私はサンタさんにプレゼントをもらったことがない。両親は若くに結婚して貧乏だったから、クリスマスケーキを買うので精一杯だったと思う。

 保育園の年長クラスの年だったかな。何をしたか覚えていないけれど、サンタさんが各クラスを回ってきた。その後、スーツ姿の男性が保育園から出る姿を目撃した。同じクラスの男の子が「あ!サンタさんだ!!」と叫んだので、何人かが「本当だ!サンタさ~ん💖」と手を降った。

担任の先生が「違うでしょう💦あの人は」とあわてたけれど、あの男性は役所の職員さんかそれともボランティアの父兄かな。私も一緒に手を振りながら、サンタはコスプレだと理解していた。別にそれでがっかりしたわけでもない。保育園とは、豆まきの👹鬼やしゃべれる動物なんかも来る場所だし。

 現代でサンタクロースを信じている子どもは、4歳から6歳までだと9割になるとのこと。今時の子は幸せね~と思ったり。でもアンケート対象がそれなりの経済力のある家庭限定だったりするのかなとも思う。例えば子ども食堂にいる子に聞けば、信じる子の割合はもっと少ないのかもしれない。

 サンタを信じていることがその子の幸せの条件ではないので、どちらでも構わない。ただイベントのある日には、みんなが美味しい物を食べて楽しく過ごせますようにと祈る。